「Fightin' Sanfrecce〜 サンフレ日記/04年5月」

5月28日

先週は東京で披露宴に出席している間にレイソルに怪勝。

日曜の朝刊で結果を知っただけで、レイソルGKの珍ゴールを映像では見ていない。
ボクは少年サッカーを中心に100試合以上様々なレベルのゲームで主審を勤めてきたけれど、このようなゴールを目撃したことはない。
このゲームのレイソルイレブンの『落胆』は心中を察するに余りある。

その他のゴールも映像を見たわけではないので、論評は出来ないけれど、結果をみればOKだ。これで1stステージは五分に戻した。順位も9位に浮上している。得失点差もいつの間にかプラスに転じている。ようやくチームとして軌道に載ってきたかな。
それに何よりも「予感を感じる」。これってとても大事なことだ!

今週、来週はナビスコカップ。その後、アントラーズ、マリノス、アルビ、ジュビロと強敵が続く。相手に不足はない。ここが正念場だ。
ここまで作ってきた『小野イズム』の集大成のつもりでチャレンジしてもらいたい。1stステージの最終的な順位にはさほど興味はない。ボクの最低限のリクエストは、勝敗の結果を五分以上、そして得失点差をプラスで終わって欲しい。そのためには...。

サンフレは良くも悪しくも「対戦相手に合わせてゲームをするチーム」
ラストの4連戦は好ゲームが期待できそうだ!


さて、
実は、少し前から気になっていた。
確かサンちゃんとの契約が今シーズンの途中までだったハズだと。
確かに、全盛時のパフォーマンスはない。でも、ゲームになると自然とボールはサンちゃんに集まっていた。苦しいときも、速攻のときも。
森崎ツインズやイハンジェにはない信頼感があった。精神的な支柱でもある。
そのサンパイオとの契約が7月一杯で終了し、再契約は結ばないそうだ。
ほんとうに大丈夫なのか? サンちゃんが抜ければ、一気に平均年齢は下がる。しかも、ウエミーも桑原も放出している。ここぞと言うときに一体誰がチームを鼓舞し引っ張ってくれるのか?
しかし、心配してばかりもいられない。もし契約を延長しても今年いっぱいになっていたことは間違いない。遅かれ早かれ誰かが真のゲームリーダーになってチームを引っ張って行かなければならなかったはず。
それはツインズなのか、それとも公太なのか?

2ndステージでは、少し進化したサンフレを見ることができるはずだ。
新しい若いサンフレに期待しよう。
そして、ちょっと早いけど「ありがとう、サンちゃん!」

できれば、何らかのカタチでサンフレに残ってもらいたいなぁ。

5月16日

今日はNHK-BSでリアルタイム観戦。
う〜む(キムラカズシの真似)。
勝てたゲームだった。

今シーズンはジャッジに関する不運が多かったように言われていたけれど、今日は「幸運」。今日の主審は判定基準にブレがなかったことと、バランスを取らなかった(FC東京にPKを与えなかった)が良かった。

ゲームの開始からしばらくは上手く攻めていた。ところが、15分を過ぎたあたりから怪しくなってきて、東京の右サイド石川から何本もいいクロスを上げられ、とうとう失点してしまった。このクロスは精度は高かったけれど、縦のスピードはまるでない場面だっただけに、ぽっかり集中力を切らせた結果だ。それにこの時間帯は中盤でちっともボールを拾えなかったしね。
先取点を奪われると、どうも分が悪い。攻守にリズムがないまま前半終了かと思われたところ、ペナルティエリア内で駒野が突き倒されてPKを得た。
これをチアゴが落ち着いて(の割には危なかったけど)ゴール。やっとチアゴのJリーグ初得点。彼の嬉しそうな笑顔が印象的。

後半は危ないシーンは数えるほどで、圧倒的に攻めに攻めた。面白いようにワンタッチ、ツータッチのパスが通り、リズム感が出てきた。
でも、ゴールが遠い。何度も惜しいチャンスはあったのに...。
何だか「お情け」のような感じで同点にしてもらったんだけど、後半のリズムを見ていると、ゲームそのものは完全に支配していた。それだけに惜しい。
「惜しい」のではなく、ある意味「情けない」のかもしれない。点が取れなければ勝てない。すっきり勝って欲しかったし、後半の早い時間帯に1点取れていれば、大量点も夢ではなかっただけに...。

結局、まずい試合をしてしまったわけだけど、いい点もあった。
まず、駒野は完調に近い。後半は消えている時間帯も多かったけれど、右サイドでしっかり仕事をしていた。もうちょっとリズムに乗れればOK。ただ、セットプレーからのミスキックはもったいなかった。
後半途中から登場した大木も良かった。惜しいシーンもあった。次のレイソル戦はチアゴが出られないだけに、爆発を期待したいし、可能性は高い。
サンパイオ、森崎兄弟、イハンジェは機能していた。特に今野にほとんど仕事をさせなかったのは評価できる(まぁ、彼の出来も悪すぎたけど)。

反省すべき点は、ゴールが遠かった以外に、縦のスピードに何度も負けてしまったことか。「ここで抜かれたら危ない」というシーンで何度も負けてクロスを上げられていたし、後半二人ついていながら阿部にシュートを打たれたシーンは一点モノやった。

次節は調子を落として、とうとう最下位になったレイソルをホームに迎える。
チアゴは累積警告で出場停止。FWを大木のワントップで行くのか、それとも誰かとコンビを組ますのか。組ますとしたら誰?
最下位とは言え、侮れず。スピードも充分だ。とにかく、早い時間に先取点を取って欲しい!

きょうのところは「負けなくてよかった」ってとこか。

5月15日

ゲームがあっても現地観戦していないと、知っているのは数字としての結果だけ。
これはサポーターにしてみれば「寂しい」以外の何物でもない。
今年はスカパーの申し込みもしていないので、映像を見るチャンスも少ない。まぁ、ほんまのサポなら「それくらいケチらずに申し込めよ」という声も聞こえて来るけど...。でも、今年からJ1だと言うのに、J2の昨年よりも(スカパーでの)中継は(とっても)少ない。
それに、何故かNHKの中継があるゲームに限って現地観戦している(レッズ戦・セレッソ戦)ので、余計にTVで見られない。でも、明日のFC東京戦はNHK-BSで中継がある。楽しみ。
味スタへは何度か行ったけれど、いい思い出がない。明日は頼むよ!

さて、先週はヴィッセル戦。
イライラしながらサンフレの公式サイトを何度もリロードしていた。
早々に先取点。よっしゃ。サンちゃんはお休みか。サブには入っているけどなぁ。
いつもの悪いクセで追加点が入らない。う〜ん。
後半が始まると、NHK-BSでガンバ・ジュビロの中継が始まる。
画面を見ながらも、気になるのはサンフレの途中経過。おぉ、追加点を取ったみたいだ。しかし、ヴィッセルも点を取ったみたいだ、大丈夫かなぁ(後日、誤報だったと判明)。

なんとか試合終了。これで暫定ながら10位まで浮上した。
勝てなかったけれど、負けていなかったので、その時の勝ち点「4」は割と貴重だねぇ。正直云ってもう優勝はムリだから、1stステージはどこまで勝ち点と順位を上げられるのか、がんばって欲しい。

大木がほんの僅かな時間だけど復帰してきた。駒野、大木が帰ってきたので、明日は期待したい。
しかし、病み上がりの大木に期待してしまうと言うことは、田村、松浦、茂木、眞中、中山はみんなあかんかったと言うことか。ちょっとしっかりしてね!

明日は、敵ながらFC東京の今野も楽しみ。
午後3時からTVの前で応援しています!

5月09日

少し前ですけど、5/5の「こどもの日」は、長居に遠征。
ようやく、今シーズン、いや、J1復帰初勝利!

この日は釣師さん一家とスタジアム前で落ちあう。釣師さん一家は北側のセレッソ側へ(ご子息は浜寺のセレッソ・ジュニアでプレー中だもの!)、ボクは一人で南側のアウェイ応援席へ。
長居に来るのは久しぶり。以前は、ホーム・アウェイの区別がルーズだったような気がするけど、今回は厳しく規制されている(釣師さんによると、昨年レッズサポが乱闘したそうだ)。
万博の3倍は来てる。表の駐車場には広電バスが1台だけだったけどね。

イハンジェが出場停止。
田村とチアゴのツートップ。

前のレッズ戦から戻ってきた駒野がよく効いている。サンパイオの動きもいい。こうやって冷静に見ると、服部はトラップが抜群に上手いな、ドリブルでの勝負はJ2ほど勝てなくなってるけど。
前半は惜しいシーンが連続していた。でも、何故かゴールの予感というか、匂いはしなかった。惜しいけれど、外れるべくして外れている。
逆に点を取られる気も全くしなかった。正直云って楽観して観ていた。怖いのはカウンター一発の縦のスピードだけだ。

が、いきなりゲームが動く。30分過ぎにセレッソの外人ディフェンダー(ラデリッジ)が二枚目のイエローで退場。この退場がどうのこうのとは言わない。この時点まででセレッソはもうサンフレのスピードに付いてこれなかったのだから、遅かれ早かれ誰かは喰らうと思っていたから。
逆にこの早すぎる退場に、主審による報復(バランスを取る?)と、人数が多いが故の攻めあぐねを心配した。
こうして、前半は終了。

後半に入っても、ゴールは割れない。いやな予感が頭をよぎり始めた頃、いい場所でFK。駒野が蹴ったボールをニアサイドであわせたのがカズ。これでようやく先制。
その後も攻め続けるものの追加点は遠い。早い時間で追加点を奪えれば、ゲームは決まっていたのに、勝負はわからない。
途中、森島が抜け出した縦パスには心臓が凍りそうになったけれど、外してくれた。その後もズルズル下がってしまい「ヤバイなぁ」。今は、林にスポットライトが当たっているが、下田はやっぱり頼りになる。下手なGKなら間違いなく失点していた。

一方、眞中、松浦が交代で出場。この二人で奪った幻のゴールはどういう反則だったのか?

ありゃ〜ぁ。美しいボレーのシュートがサンフレのゴールに突き刺さる。

「今日、勝てない」とはどんな意味を持っているのか。
それは、ボクも、他のサンフレサポも、クラブも、選手もわかっていた。ここまで来たら「惜しい」なんて、何の意味も持たない。今日は「勝つ」ことだけが重要。
徳重の同点ゴールにボクも下を向きかけた。

でも、雰囲気は去年のモンテディオ戦と一緒じゃないか。あの劇的な松浦のゴールを思い出せ!

勝利の女神はまだサンフレを見捨ててはいなかった。
抜け出したコウジがボールに追いつく。それなのにセレッソのDFは中に返るだけで、コウジはフリーのまま。落ち付いたシュートが当然のように、ゴールに吸い込まれる。
心臓には悪いけれど、憎い演出。

今日は、セレッソが一人少ないこと、そして単調な縦だけの攻撃パターン、下田のビッグセーブに助けられて1失点。サンフレよりも早く足が止まったセレッソに助けられ、あんまりボロは出さなかったけれど、問題点はあった。
「点を取ろうよ」上にも書いたけれど、後半の30分までにもう一点取っていれば楽勝か大勝になっていたゲーム。とにかく、ゴールの匂いだけでも欲しい。
「DFラインに精神的支柱を」点を取れなければ勝てないのがサッカー。前が点を取れない以上、後ろ(DF)は我慢して耐えなければならない。声を出して周りを鼓舞してラインを下げない、そんな精神的支柱が後ろに必要だ。年齢は関係ない。サンちゃんやリカルドだけでなく、日本人のプレーヤーでもっと声と指示を出せる(去年のケンちゃんや桑原のような選手)存在が必要だ!

まぁ、何はともかく勝てて良かった。
次節(今日5/9)は、ヴィッセル戦。ハシェック新監督の下、変身を遂げようとしている。ハシェックにはサンフレ戦以外で手腕を発揮してもらうことにして、「母の日」には「こどもの日」に続いてかってもらいましょう。
中国新聞によると、ようやく大木が返ってくるらしい(待ってたよ!)。
ホントは、ビッグアーチに行こうかとも思っていたけれど、ちょっとやめときます。今日は中継もないしな。やきもきしながら、結果を待ちます。

※ちょっといろいろありまして、Macくんに向かう時間が取れなく、ご報告が遅れました。

5月03日

今シーズン初めてのホームゲーム(と言っても、現場観戦はまだ2試合目だけど)。
試合開始4時間前にビッグアーチに着いたけれど、付属の駐車場は既に満車。待てば何とかなるのかもしれないけれど、あきらめて“奥の手”を使う。アストラムラインで行ったので、先着プレゼントのゲームピンバッチをありがたくいただきました。ありがとうございます。

で、ゲームの方は...。
またも、勝てず。この日ヴェルディがアルビに勝ってしまったので、未勝利はサンフレだけになってしまった。う〜む。

この日の試合で気になったのは、大きくは二点。
まず、後半の途中でバタッと足が止まったこと。それまで、押し込まれる場面もあったけれど、ゲームを支配していたのはサンフレだったと思う。だけど、後半の15分を過ぎたあたりから、チアゴの足が止まり、それにつられてか森崎ツインズも動けなくなってしまった。駒野はもっと早くからだったけど(アレックスのケアは出来てたけどね)。
最後、田村が出てきてから、もう一度カタチが出来たけど、後半の15分から30分くらいまでは、ブラインドの時間帯だった。失点しなくて良かったよ。
この後、セレッソ、ヴィッセルと試合が続くけど、体力的に大丈夫なんだろうか?

もう一点は、何と言ってもゴールが欲しい!
ゴール出来ないと、絶対に勝てない。それは当たり前だけど、悲しいよ。
チアゴは、ポストプレーも出来るし、足許の技術もある方だ。この日はドリブル突破も見せていた。でも、びっちりトゥーリオに付かれて、ゴール前ではさらにもう何人かが身体を寄せてくる。そんな中で良くやっている(と思う)。
だから、もう一人FWが欲しい。試合前にサイン会してる場合やないやろ、元気くん!
候補は、茂木、松浦、眞中...といるんだけどなぁ。大木もそろそろ帰ってきてほしい。
昨日はコウジの思いっきりの良いシュートが前半にあったけれど、それ一本きりだ。時折、公太からセンスの良いクロスが入るけれど、それにチアゴ一枚ではいかんともしがたい。

昨年のアルビ戦以来のビッグアーチは、凄い人出だった。実際は、あのゲームより3,000人ほど多い29,000人のサポーターだったけれど、感覚で言うと35,000人ほどは入っているかと思った。
だけど去年のような「痺れるような切迫感」はないな。
正直云って「勝っても負けても、どっちでもイイ」ねんから。去年は何がなんでも「負けられない」試合ばっかりだった。
ゲーム開始前の紙吹雪はどうかと思うけど、それ以外はごっついええスタジアムの雰囲気だった。遠来のレッズサポも凄い声が出てた。これで、勝てれば言うことナシやってんけどな。

セレッソが破れて、勝ち点の関係で未勝利ながら15位に浮上(?)。
そして5/5は、そのセレッソと長居で“底辺決戦”。ちょっと淋しい。昨日もケンちゃんゲームに出てないようやしな。
さぁ、長居の南側ゴール裏を紫で染め上げよう!
点取ってね。

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