「なかよし小鳩組」

荻原 浩 集英社文庫 667円


  

重いテーマの本が続いていたので軽い本を手にとる。
ボクはこの本から読んでしまったが、本作はいわば「続編」で、本当は「オロロ畑でつまかえて」という本から読む方がいいかもしれません。

まるで難しい部分は無く、通勤電車に揺られながら読むのが似合っている。
主人公の杉山はバツイチ。小学生の娘がいる。ちいさなちいさな広告代理店でディレクター兼ライター。社長がとんでもない仕事を掴んでくる。

別に意味だとか、メッセージなどは必要ない。ただ軽い気持ちで読み始め、そしていつの間にかページを繰る手が速くなる。
そんな明るいコメディです。

まぁ、疲れているけど、眠れない。そんな晩にどうぞ。
出てくるJリーグの選手名やMacのマシン名が懐かしくてイイですよ。
確か、紀伊国屋書店梅田本店で買ったと記憶してるけど...。

おしまい。