寒くなってきました。今年の冬は「いきなり」やって来たような気がします。
暫くの沈黙を破って、実に久々に「煙が目にしみる」の3回目。
今回ご紹介するのは、そんな寒い晩にお腹一杯食べて、冷えた身体と心を暖めてもたいらたい(懐は温まりませんけどね)。そんな料理です。
日本語で表現すると「納豆汁」。でも、それでは芸がないので、半島式に「納豆チゲ」と呼ぶことにしましょう。
前もって準備するものや準備することはありません
シイタケ/好きなだけ(まぁスーパーで売っている最小単位でいいでしょう)
ナメタケ/好きなだけ(これも、普通は真空パックの感じで売られています)
エノキダケ/好きなだけ(これも、1パック)
マイタケ/好きなだけ(これも、1ブロック)
シメジダケ/好きなだけ(まぁ、1ブロックですね)
薄揚げ/1枚(2枚入りを買ってきたら、2枚とも使いましょう)
豆腐/1/2丁(絹でも木綿でも焼きでも、何でもOKです)
コンニャク/1/2丁
大根/1/3〜1/4本ほど
ニンジン/1/3〜1/4本ほど
ゴボウ/好きなだけ(でも、多く入れすぎるとゴボウが主張し過ぎるので、ほどほどに)
ネギ/好きなだけ(これは、売っている単位でOK)
納豆/ひきわり納豆3パック(ひきわりがなければ普通の納豆でも充分です)
味噌/お好きな味噌を好きなだけ
※要するに、何でもイイ、特に材料が決まっているわけではないので、アバウトでOKです
キノコ類は、へたやイシツキを落とし、出来る限り細かく刻み、ザルやボウルに入れておく
大根・ニンジン・ゴボウは、自分の技量の限りをつくして細くて薄い短冊切りにしておく、これもボウルなどに取り置く
薄揚げ・コンニャクも、薄い短冊切りにしておく、これもボウルなどに取り置く
豆腐は、1センチ角の賽の目に切る
まず、大きめの鍋に水を張り、その中に煮干しなどを入れ、ダシをとります。 火に掛け、沸騰する寸前に火を落とし、アクを取り、煮干しも取り除きます。
その中に大根・ニンジン豆腐など、火が通るのに時間がかかりそうなものを最初に投入。でも、そんなこと気にせず、下ごしらえしたものを全て(ネギ以外)一気に鍋に投入しても構いません。
火は中火以下、出来れば弱火でお願いします。
再び鍋がぐつぐつ言いだすまで、時間があるので、その間を利用して、ネギを刻みます。これも出来るだけ細かく刻みましょう。青い部分も捨てずに使ってくださいね。
もし、ひきわり納豆が入手できていなかったら、まな板に納豆をあけ、包丁で刻みます。トントン刻めば、ひきわり納豆のようになります。
お鍋がぐつぐついってきましたか?
そしたら、納豆をお鍋にいれましょう。そして、もう一度煮立ってくるのを待ちます。
三度煮立ってきたら、火を止めて、お味噌を溶きます。
お味噌で味を整えて、これで出来上がりです。
可能であれば、食事の1時間ほど前にここまでしておき、食事の直前にお鍋を温め直す時に刻みネギを投入するのがベストです(刻みネギは、煮込むと色が変わってしまうのです)。
アツアツをフーフーしながら飲むと具だくさんのこの「納豆チゲ」ほんとうに暖まりますよ!!
※普通の味噌を使わずに、韓国の味噌を使ったり、コチュジャンなどを入れると、それはそれでイイものです。これでこそ「納豆チゲ」ですね。
細かいことは気にせず、テキトーに作ってください。
料理の特性上、一人用はムリです。多人数の時に作った方がいいと思います。
やっぱり「アツアツ」と「具だくさん」がポイント。これだけで、充分おかずになり、ご飯もすすみます。
でも「納豆がどうもアカンねん」って方にはムリにはおすすめできません。
小さい汁碗に盛るのではなく、丼や鉢にど〜んと入れて食べてください!
さぁ、今から作ってみよう!
おしまい。
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