これだけいい天気が続いているので、この三連休にやまを歩かないわけにはいきません。出掛けたのは、中日の11/24、そして選んだコースは、またしても有馬口をスタートするコース。
逢山渓から仏谷を上がって、高尾山を経て湯漕谷山から裏六甲縦走路を有馬温泉まで戻るというコースです。久しぶりに少し長いコースです(それほどでもないけど)。
6時過ぎに電車に乗って、宝塚を6時25分に出発するバスで有馬温泉へ。ここで神戸電鉄に乗り換えて、有馬口に到着したのは7時10分。
勢い余って有馬口の駅構内ですってんころりんと転んでしまいました。目の前にいた駅員さんが、くすっと笑ってから「大丈夫ですか?」と尋ねてきた。恥ずかしかった。穴があったら入りたい!
駅前でしっかり準備体操。
駅から左に出て三木街道に合流する手前を南に折れて踏切を渡ります。ここからはひたすらまっすぐに畑の間にある舗装道路を山へ向かいます。手袋をしているものの指先が冷たい。阪神高速の高架付近で有野川に近づくあたりで、川沿いの道は工事中で通行止め。右手に迂回すれば大丈夫、そのまま東山橋へ出ることができます。
東山橋に着いたら、いったんザックを降ろしてフリースを脱いでザックにしまう。30分ほど歩いただけで暑くなってきました。
この日はいつもに較べてスタート時間が遅いせいもあるのか、やたらと人に出会う。ハイカーではなく犬を連れた人や散歩の人たちだ。裏を歩いていてこんなに人に逢うのは珍しい。ふと見上げれば「まむし注意」の看板が出ている。
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マムシがいるのはこの看板の付近だけなのだろうか?
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東山橋からは舗装道路がアスファルトからセメントに変わる、野趣には富まないが山の風情が出てきた。隣の有野川の流れは透明で美しい。水量も充分だ。
小さい標識を見逃さなければ、仏谷への道は迷うことはない。左に折れるとセメントで固められた踊り場のような橋(?)。ここからやっと舗装が終わって山道になる。今日はここまでなだらかな登りだったので、ピッチも軽快だ。
仏谷に入って、すぐに左に曲がる分岐があるけど、ここは左に行っても堰堤の直前に出るだけで意味がない道です。お間違えにならないように! 一つ目の堰堤を高巻きすると、仏谷はほとんど流れのない枯れ谷になり、辿る道も谷底を這うようになります。
仏谷に別れを告げて仏谷峠に向かうあたりから一気に急勾配となり、しんどくなります。やがて視界が開けてひょっこり仏谷峠。ここから高尾山までもう一踏ん張り。明るい尾根筋をふくらはぎをぴりぴりしながら登っていくと感動のないまま高尾山(739m)の頂上に。
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静かに木漏れ日が差す、高尾山山頂 |
見上げれば、すっかり冬の装い |
ところどころに鮮やかに紅葉した木が残ってはいるが、多くは紅葉というよりも「枯葉」が枝にしがみついている様相だ。尾根道を歩いていると、葉をすっかり落として枝だけになった梢から陽が差し込んで気持ちいい。気温もスタートしたときは5度程度で、畑には霜も降りていたが、高尾山の山頂では10度を上回っていた展望はきかないけど、木々の間だからやわらかい陽射しが漏れる明るい山頂は、晩秋と初冬が入り交じった不思議な空間ですね。
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葉が落ちてやま道もすっかり明るくなりました
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人気のない高尾山でコーヒータイムをとってから西へ向かう。ほどなく裏六甲縦走路に出逢う。いきなり道がしっかりしてくる。
湯漕谷山(801m)のピークも静かなものです。
今日は、このコースにして良かった。有馬から裏六甲縦走路を南へ上がるのは辛いです。急な斜面を階段で一気に上がるのは。ボクは有馬へ降りて行くだけですが、降りるだけでもしんどい。膝が悲鳴を上げそうになります。
灰形山(619m)を過ぎると少し怖い岩場(やせ尾根)にさしかかります。ここを過ぎると、何本か有馬へ降りていく道があります。忠実に縦走路を辿り、ようやく落葉山(533.0mここには三角点があります)。ここからは、お寺の参道を下がるとやがて有馬温泉の阪急バスのバス乗り場の前にひょっこり到着。
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麓はまだ「錦秋」の季節
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時間も距離もたいしたこと無いんだけど、最近甘えたようなコースが多かっただけに、久々にハードなコースでちょっと疲れました。
オマケに連休の有馬は凄い人出で、宝塚に向かうバスも超満員。勘弁してよ!
コースそのものは、騒ぐほどのものではありませんが、ファミリー向けにはちょっと厳しいかな。それと、有馬温泉から縦走路を経て湯漕谷山までは結構キツイので心してチャレンジして下さい。
おつかれさまでした。
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