今回は、5人の大所帯で旧福知山線の廃線跡をつたって武庫川渓谷を歩くコース。
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手前からたかお先生、なっちゃん、345さん、そーさん
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参加者は、たかお先生、なっちゃん、345さん、そーさん、そしてボク。9時前に阪急宝塚駅の改札口に集合。9時に出発するバスに乗る。
「木之元」というバス停まで10分程度で到着。
廃線跡のコースはここからスタートなんだけど、このバス停からコースまでがなかなか難しい。国道176号線を信号で渡ると、標識が立っているのだけど、この標識だけでは判らない。ボクもちょっとコースをなめていたので、地図すら持ってきていない。「たぶん、こっちちゃうかなぁ」なんて標識に従って飛び出た道を左に取る。少し行ったところで、バックフォーを運転しているオッチャンに呼び止められた。「廃線跡に行くんやったら、道がちゃうで!」って。オッチャンに感謝しつつ、来た道を引き返す。半信半疑のまま、国道の方へ戻ると、大きい看板と車止めのある道へ。ここを左へ下る。通りかかったおばちゃんに尋ねたら、ここが廃線跡だと教えて下さった。ありがとうございます。
じゅつなぎになるほど人が歩いていると思っていたから、その人たちに付いていけばいいや、なんて思っていたけど甘かったね。
一本目の橋を渡ると、コースには枕木が残っていて、ようやく廃線跡らしくなってきた。右手に武庫川の流れを見ながら、歩みを進める。
感じるほどの勾配もなく、気楽に歩けるコースだ。ボクは軌道があった幅だけハイキング用の歩道になっているんだと勝手に想像していたけど、実際は草木が生い茂り、軌道の1/3ほどしか(場所によってはもっと狭い)歩道になっていない。鉄道の保守がいかに大変なことか思い知らされたが、公的機関によるコースの整備も是非お願いしたいものです(武田尾に近づくとキレイに整備されていた)。
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こうやって写真で見ると、トンネルの大きさがわかりますね
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このコースのハイライトは何と言っても何カ所かあるトンネルだ。長いトンネルで約400メートル。トンネルの入口では、何故か吸い込まれてしまいそうな気がしました。
トンネルは漆黒のヤミが待っている。普段の生活ではほんとの真っ暗闇を経験することがないだけに、ちょっと「恐れ」を感じてしまいます。
歩幅を枕木の間隔に合わせて、一歩いっぽ足を進めて行く。振り返ると、いつの間にか後ろからも光が消えている。ひんやりとした湿った空気に包まれて懐中電灯のか細い光線と仲間の話し声だけが響く。
走り出したい衝動に駆られる。
トンネルを抜けると、もう少し長いトンネルでも良かったかな、なんて思えてしまいます。
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闇の中から、振り返ると...。
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ぺちゃくちゃしゃっべて、景観を楽しんで2時間弱歩いて、大峰山からの下山道からの合流点付近。このあたりはすっかり整備されています。ここの「親水広場」(どこが「広場」やねん!)で大休止。お弁当の時間です。なっちゃんのお弁当おいしかった!
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お腹いっぱいになりました!
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やがて、武田尾の駅が見えてきたら、このコースもおしまい。12:04の電車に乗りました。なんだか、ちょっと物足りなさも感じますが、345さんもいたことだし、ちょうどいいピクニック・コースでした。最初の入口さえ迷わなければね。
ほんとなら、武田尾から道場へも廃線跡のルートがあるはず。次回は、忘れられたこのコースに挑戦してみたいですね。
おつかれさまでした。
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