山を歩くのは土曜日が多いけど、この土曜は生憎の天気予報だったため、日曜に出掛ける。先日、出張先の広島でついつい「出来心」から新しい軽登山靴を購入してしまい、その試し履きも兼ねて、今日は東六甲の前衛山を逆瀬川まで縦走の予定。高度はないけど距離はそこそこ。しっかり準備体操をして、6:35に阪急「芦屋川」を出発。
ロックガーデンには向かわず、芦屋川の右手(駅から見上げて)を進み、ほんの少しで柿谷入口。ここからは山道。ガレ場のような道を進むとやがて落ち葉を敷いたような道に。途中「左ゴロゴロ、右公園を経てゴロゴロ」の標識があり左へ。先週の苦楽園尾根に較べて、距離は少し長いが、この柿谷コースの方がずっと歩きやすい。木陰や北の斜面には昨日の雪がザラメ状に残っている。快晴、無風。今日は気温が10度くらいまで上がりそうだ。8:15にゴロゴロに到着。ここまで上がれば銀世界。昨日下界は雨だったけどこのあたりは雪だったんだな。ゴロゴロの三角点もうっすら雪化粧。
雪のゴロゴロ岳
ここからは「積雪3〜5センチ、所によっては10センチ、至る所にアイスバーンあり」という感じ。ゴロゴロの三角点から奥池に降りず、北へ向かい、途中で左手に取り、無名の500mのピークを過ぎ奥池の東北岸に出る。奥池は氷結していました。六甲颪が冷たい。体感気温もぐっと下がったみたい。奥池の岸を離れ「熊笹峠を経て最高峰へ」という標識に従って再び森の中へ。
雪の上にはいろんな足跡が残ってる。イノシシ、犬そしていろんな鳥たち。「大きいのはカラスかな?」なんて思いながらダラダラ道を進む。右手に「大藪谷→」という手書きの標識に従い谷を降りる、このあたりの雪が一番多かったかな。スパッツを付けていて正解。雪のせいか、ほんとなのかわからないけど、この大藪谷なかなか感じのいい谷です。水の音を聞きながら森の中を下っていくとやがて大きな防砂堤防に出会います。このあたりはちょっと急な下り
ですが、特に危ないというワケではありません。このあたりから「道しるべ」の代わりに登山道にずっとワンちゃんの足跡がついていて、雪のせいでついつい見失いそうになる道を教えてくれます。足跡は雪の中に降りていくばかり、「このワンちゃんどっから来たんやろ?」
やがて、市道の盤滝トンネルの手前に出会う。大藪谷って仁川の源流の一つだったのね。ここからトンネルの入口を高巻く市道にそって小笠峠へ舗装された道を進みます。このあたりは日陰はアイスバーンになっていて、クルマが何台も引き返して行きました。途中に水場があります。これまた小さい「樫ケ峰→」という標識を見落とさなければ大丈夫。舗装道路を離れて山道へ。
快晴の社家郷山山頂
最初の10分くらいがきつい急登。この急登を過ぎるとぽっかり小笠峰(490.3m)。やや解りにくい標識だが曲がらずにまっすぐ道をとるとやがて社家郷山、「馬の背岩」という左右が開けた狭い稜線(ここはいい感じです)を経て、感動のない樫ケ峰三角点。このあたりから急に雪がなくなり、雪のないむき出しのざらざらした花崗岩が風化した山肌を進むのは妙な感じ。北山貯水池と甲山を右手に見て、譲葉のエデンの園が左手に見えるとゴールは間近。
途中何カ所か急な斜面があるけど、鎖やロープが張ってあります。最後に何段あるのかなぁ、急な斜面を駆け下るといきなり譲葉台に到着(このコースの逆から行くとシンドイ階段やろなぁ)。左手に100m進むと「譲葉台」のバス停、右手に1キロほど下ると「宝塚西高校」のバス停。「宝塚西高校」始発のバスが多いので、「譲葉台」で随分待つようならここまで歩いた方が早いかも。バスの終点は阪急今津線の「逆瀬川」駅。ここに着いたのが11:45。
おつかれさまでした。
一昨年の11月に購入した「Caravn」。よく頑張ってくれたけど、先週の最高峰が履き納めになりました。たった14カ月のつき合いだったけど、ご苦労様、ありがとうございました。
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