「バレット・モンク」

03/Feb./2004

  

今回は三番街シネマで観てきました「バレット・モンク」2003年アメリカ映画。ハリウッドに進出した(からは今ひとつパッとしない)チョウ・ユンファの最新主演作。現代のニューヨークを舞台に、チベット僧が暴れまわるという奇想天外なお話し。

チョウ・ユンファがチベット僧を演じているというのも驚きだが、そもそも代々秘伝として引き継がれる究極のパワーとかなんとかを持っているということで、ユンファはそれを狙うナチスドイツの残党に追われる。
それが何と60年もの間。
そんな強大なパワーを持っているのに、何故それまで戦おうとせずひたすら逃げ回っていたのかは置いといて、ユンファはニューヨークの地でこの秘伝を引き継げ得る後継者を見出すのだ。

ところが、ナチス残党のアジトが実は同じニューヨークのスグ近くにあったりする。おかげで後継者を巻き込んでまた追われる羽目に!

しかし、ユンファは得意の二丁拳銃で敵をなぎ倒す!
僧侶のくせになんて奴だとは思ったけど、結局銃を使ったのはその時だけ。また敵に捕らえられたりするけど、最後は超越パワーで相手をやっつけちゃう。
結局その秘伝パワーは引き継ぐ必要があったのか? どうもまとまりのない妙なお話しだけど、痛快アクション大作であることには間違いない。

ユンファは秘伝を引き継ぐチベット僧という大きな宿命を背負っている割には妙に明るい性格。おまけに秘伝のおかけで、なんと年も取らないのだ。最後は意味もよくわからなくなってしまった...。

チョウ・ユンファの作品まあんまり観て来たわけじゃないのでわからないけど、ハリウッドに移ってからイマイチいい作品の恵まれていないような気がする。「グリーンデスティニー」もどっちかというとチャン・ツィーの方が主役ぽかったしね。
今度はジョン・ウー監督、ニコラス・ケイジ共演の作品があるそうなのでそちらがまた楽しみです。

次回は「MUSA-武士-」をご報告します。