「のらくら」

26/Aug./2003

  

今回もOS劇場C・A・Pのチャップリン映画祭。いやぁよく通い続けてます、これで5週目かな。流石に何回も来ていると同じ人に会いそうなもんなんだけど、これが意外と顔見知りはいない。
ま、土日どっちかの曜日で時間も特に決まってないからな。でも劇場スタッフには顔を憶えられてしまったかな。

さてまずは「のらくら」1921年の作品。別題「チャップリンのゴルフ狂時代」とも言われる。といっても別にゴルフばっかりしているわけじゃないけどね。

サマーシーズンに避暑地の別荘には続々と上流階級の人々がやってくる。
お馴染みの浮浪者チャーリーもどこで手に入れたのかボロボロのゴルフバッグを片手に、隠れて汽車に乗りこの別荘地へやって来た。
しかしゴルフ場へ着いたものの、ボールが無い。しかたがないのでフラフラと歩いていたら、そこへコロコロと足元にボールが、どうやら後続者が打ったボールのようだ。だがチャーリーはそんなことは露知らず、そのボールをフルスイング!
「わしのボールを打ったじゃろ!」とあわてて追いかけてき、怒る後続者。
すっとぼけるチャーリー。
二人がそんなやりとりをしているところへ、また足元にコロコロとボールが。
「これがあなたのボールではありませんか?」
「おお!これは失礼しました」
と和解し、後続者は気分よく第二打を打ち放つ。
意気統合した二人の元へ「俺のボールを打っただろ!」とまた次の後続者が追いかけてきた。
前の後続者がコテンパンに殴られているのを尻目に、チャーリーは他人のふりをしてその場をスタコラと立ち去る...。

そんな調子で繰り広げられるドタバタ喜劇。相変わらずのすっとぼけぶりがまた面白い。
ヒロインにはまたまたエドナ・パーヴィアンスが登場、上流階級の紳士(チャーリー・二役)の妻の役。

後半は場所が変わって、仮装パーティにまぎれ込んだことから、紳士と放浪者が瓜二つの為に人違い騒動が巻き起こるという展開。
チャップリンの華麗なショットが見事な一品です。

続いて「ライムライト」です。