「こころの湯」

14/Nov./2002

  

またまたやって来ました天六はホクテンザの<中国映画特集2002>。
日曜の昼過ぎとあって、観客も9割がた埋る大盛況です。そんな中で今回上映されるのは「こころの湯」。1999年中国、英題で「SHOWER」とついてます。

主演(?)にチュウ・シュイ。NHKドラマ「大地の子」で有名らしいですが、先日観ました「王様の漢方」の人。その他にプー・ツンシン、ジャン・ウー(この人どこかで観た事あるなぁと思ってたら、「活きる」に出演してたジャン・ウェンの弟だった。どうりで似ている)など。

北京の下町、リュウ(チュウ・シュイ)が営む銭湯“清水池”は、日々常連客で大賑わい。知的障害の次男アミン(ジャン・ウー)も、無心に父の仕事を手伝っていた。そんなある日、家を出て都会で働く長男のターミン(プー・ツンシン)が突然帰郷する。アミンからターミンに宛てた葉書に父が倒れたと勘違いした為だが、一安心したターミンは2、3日実家で過す事にした。
遠く離れて暮らすうちに父と疎遠になっていたターミンだが、しばらく実家で過すうちに長年のわだかまりも取れ、父の仕事を理解しはじめた。都会へ戻るのを先延ばしにし、ターミンは銭湯を手伝い始める。
親子三人で営む銭湯に、幸せは永遠に続くように思えた...。

下町情緒溢れる(銭湯のシーンが多いが)、感動できるお話。特にチュウ・シュイの存在感というか、あまりにも場に溶け込んでそれがあたりまえのように観えてしまうところが凄い。しかしキャラは前に観た「王様の漢方」と一緒 だったかな、違う演技も観てみたい所。
しかし僕はこの映画もところどころ寝てしまった。
親子の絆が再び繋がって、母親の話を父のリュウがするところなんかはいい話だ。だが、肝心なところで寝てしまったのは悔やまれる。すっかり心地よさに気まで抜かれた感じ。

そういえば銭湯って最近行ってないなぁ。広くてしずかーな風呂にゆっくりつかってこころまで綺麗に洗い流したいもんです。

お次は「山の郵便配達」をご紹介します。