「ジェネックス・コップ」

22/Jul./2002

  

さてひさびさに観て参りました映画は、京都は九条大宮、みなみ会館にてチャウ・シンチー&香港Night。夜11:00からの4本立てオールナイトでの特別上映です。
みなみ会館で映画を観るのは今回が始めて、京都では朝日シネマと同じく数少ない単館系映画館です。この映画館では大阪だとテアトルや扇町で上映されているような作品をよくやってます、一風変わった劇場ですね。
この日10:30に劇場へ着いたところ、なんと会場はすでに行列ができているのに驚き。入場券を買う券売機の時点ですでに並んでいます。ホール入り口扉にはすでに30人近く並んでいたでしょうか。
入場が開始されてからも続々と観客はやってきます。これも「少林サッカー」大ヒットによるチャウ・シンチーの人気なのか、それともただの映画好きの集まりなのか、真相はわかりませんが、最終的には観客は100人近く集まってきて、会場は8割がた埋まっていたと思います。それも7割近くは女性の連れ合いの客が多かったですね、
ここの映画館はスクリーンは割と大きくて、座席も背もたれが長いのでゆったりと鑑賞できます。ただホール自体に傾斜が無く、というより傾斜が少しですが逆に傾いているように思えます。寝ながら観るのに適した感じでしょうか、前に座っている客の頭が気になるので気をつけましょう。

さて最初に上映されるのは「ジェネックス・コップ」、99年の香港映画です。ちなみにこの映画にはチャウ・シンチーは出演しておりません。
主演はニコラス・ツェー。彼はあの「少林サッカー」で悪役のデビルチームの監督を演じていた役者(パトリック・ツェー)の息子で、歌手デビューから映画に出演し現在香港の若手トップスターの一人だ。
他に準主演としてスティーブン・フォンとサム・リー。スティーブン・フォンも歌手としても活躍し、最近では現在シネ・リーブルで上映中の「拳神」でも主演してますね。サム・リーは公開されたばかりの話題の邦画、「ピンポン」のチャイナ役と、今後活躍が多いに期待される若手俳優達でもある。

映画の内容は単純。
新米警官で問題児でもある3人、ジャック(ニコラス・ツェー)、マッチ(スティーブン・フォン)、エイリアン(サム・リー)が、日本ヤクザ赤虎(仲村トオル)を追って繰り広げるアクション・ムービーだ。登場するヒロインもなかなか可愛い。ジャック達と友に行動する女Y2K役にグレース・イップ。彼女は日本では小室哲哉プロデュースの歌手として有名です。
この映画のタイトルでもある‘ジェネックス’は、彼ら次世代を担う若手俳優達という意味にも繋がっていますね。ちなみにこの映画のプロデュースはジャッキー・チェン。彼も映画の最後にチョイ役で特別出演してます。
単純に観れて登場するキャラも癖があり楽しめました。仲村トオルも頑張ってカンフーアクションを演じてくれたのには拍手です。

観客は正直ですね、チャウ・シンチー目当に観に来たていた人もこの映画はご存じなかったでしょうが、素直に面白かったとの声も周りから聞こえてきました。ビデオででも鑑賞してもらいたい、なかなかの作品です。昨年は2も公開されていました(主演は変わりましたが)。

さてさてお次に上映される映画は...。