「ミモラ 心のままに」

30/Apr./2002

  

おひさしぶりでゴザイマス、君蔵です。

さてさてゴールデンウィークに突入し、映画の公開も目白押しとなってまいりました。もともと「ゴールデンウィーク」という言葉は映画の世界から生まれた言葉だとか。

そんな事はともかく、4月は29日の祝日、会社のソフトボール大会があったので朝から淀川へ。いやあ久しぶりに運動したので次の日筋肉痛で体中が痛いのなんのって、ちゃんと終わった後ストレッチしとけばよかったと後悔しております。
汗をかきながらビール飲んで煙草吸って飯食って、途中で気分が悪くってしまい、運動して疲れたのか飲み過ぎたのか吸いすぎたのか食い過ぎたのか何がなにやらわけわかりません。
夕方にはソフトボール大会は終わり、僕はそのまま梅田に戻ってOS劇場へ「ミモラ 心のままに」を観てまいりました。

この「ミモラ」、OS劇場C・A・Pで上映されると調べてたのに実際行くとOS劇場の方でやってました。C・A・Pの方では「チング」を上映。やはり「チング」は観客の入りがよくないので入れ替わったのでしょうか。しかし「ミモラ」の方も、最終回とはいえ公開からまだ3日目で休日にもかかわらず、観客は全部で20名程と寂しい限りです。
前の回の上映で終わった後にでてきた観客にインド人らしい家族がいて、この映画は面白いとしきりに見知らぬ人に声かけてました。

映画の方はというと、予告編を観た限りでは僕のあまり好きではない恋愛ドラマのような話に思えましたが、予告編の最後にチラッとインド映画おなじみの唄と踊りのミュージカルをやってたので、以前テレビで観た「ムトゥ〜踊るマハラジャ」を思い出しました。インド映画は観るのは初めてでしたが、さすがインドは世界一の映画大国。こんなに面白いとは思わなかったと感動してしまいました。

「ミモラ」もそんな映画、とにかく随所に唄と踊りのエンタテイメントが繰り広げられ、その踊りと映像の描写は身を乗り出して終わった後には拍手してしまう程素晴らしい。抗州さんはあまり好きではないようですけど。「ムトゥ」もそうだけどそれを除けば映画自体はそれほどたいした事ないんですけどね。

「ミモラ」とはヒンドゥー語でレモンの意。物語に重要に関わる言葉でもないのですが、一番大きなミュージカルの曲がこのミモラを唄った唄でした。(この曲、ムトゥでも流れてたような...)

3時間に及ぶ長編でありながら、なかなか楽しませてもらいました。しかし、映画は主人公の女性の愛の物語ですが、最後はハッピーエンドとは言えないようなちょっとしっくりこない終わり方です。ここまで話が進んだらそれも仕方ないよなと納得せざるをえませんが、やっぱり最後はハッピーにミュージカルで締めて欲しかったな。
僕個人的にはかなり好印象の映画でした。「ムトゥ」が面白くないと思う人にはどうかな?

ゴールデンウィークも真っ最中になって、観たい映画は山ほどですが時間がない! ガーデンシネマの「活きる」と、シネリーブルの「フィスト・オブ・フューリー」は是非観たいですね。
サイナラ