ドラゴン・プロジェクト |
なんと美しい、親子愛 |
もう一度シネマート心斎橋。
それが、いきなり私立高校(?)のキャンパスが出てくるからびっくりする(なんだか新界の元郎のあたりのような気がする)。
この一家が主人公。お母さんはおらず、シウボウは接骨院のような医院をやっていて、水族館のイルカの調教師をしている兄ニッキー(スティーブン・フォン)と女子高生の妹ナタリーの三人家族。この兄弟、幼い頃から格闘技を仕込まれていて、すぐに手や足が出てしまうのが凄い。
そんな幸せな一家だったけれど、ある日突然災難がふりかかる。 ストーリーそのものは荒唐無稽で、こうして振り返ってみると辻褄が合わなかったり、「なんで?」と思わなくもないけれど、映画を観ている最中は勢いがあるからドンドン見入ってしまい、口を半開きにして映画の世界にどっぷり浸かっている。やっぱりこの勢いと強引さ、そして激しいアクションが息つく間もなく繰り広げられるのが、香港映画の魅力。 「さぁ、能書きはもういいから、今すぐ映画館へ駆けつけよう!」と言いたいところですが、例によって紹介が遅くなってしまったので、シネマート心斎橋での上映はとっくに終了しています。ほんとは大きいスクリーンで、ところ狭しと暴れまわるアンソニー・ウォンやスティーブン・フォンをご覧いただきたいのですが、ビデオかDVDでお楽しみください。何も考えず、頭の中を空っぽにして、映画の世界に入り込んでくださいね。 なお、本編には全く関係ないけど「エンター・ザ・フェニックス」のワンシーンがちらっと出てくるので、お楽しみにね! おしまい。 |