ダンサーの純情

ガンバレ! ヨンピョン三中!



  

先日はDVDで日本語の字幕ナシで拝見した。ボクの拙い語学力では全てを理解できたわけではない(アカンなぁ)。
で、どうしてもでっかいスクリーンでもう一度「アズバイ」が聞きたくて、ちゃんとした訳でストーリーを知りたくて...。
関西での公開初日に、先日オープンしたばかりのMOVIX堺までクルマを走らせました。幾らレイトとは云え、200名は入れるような劇場に10人ちょっととは、ちびっと淋しい...。

やっぱり、字幕の有無でガラリと印象が変わる。でも、いい作品はいい。
確かに、この作品はムングニョンのための映画だ。彼女のけなげな一生懸命さやひたむきさがしっかり伝わってくる。でも、形式上の主役にヨンセ(パクコニョン)を据えているところがミソ。いい味出してます。
字幕版で一番良くわかったのが、ヨンセと先輩のマ教授、そしてライバル・ヒョンスとの関係だ。そうか〜、そうやったんや。やっぱりちっとも理解できてなかったんやなぁ...。

こうして思い返してみると、なんだか「マイフェアレディ」と「ローマの休日」を足して割ったようなストーリー展開だったなぁ。
でも反面、男の立場から中国からやって来た朝鮮族の少女が、いろんな運命に流されるだけだったのが、最後には自分の意思で、自分のこれからを決めたんだよね。
中学の体操服が似合う垢抜けないお姉ちゃんから、高給レストランが似合うレディにまで成長していく姿が、何とも云えませんね。いいなぁ、ムングニョン!

それにしても、韓国の映画にはホタルがよく出てくる。この映画にかかわらず、決して上手く使われているとは思えないのだけれど。ホタル、初雪そして100日記念日...。本当にロマンチストだねぇ。

只今公開中だけど、きっと大ヒットには至らないでしょう。でも、後年まで語り継がれていく可能性が高い作品だと思います。まだご覧になっていない方は、DVDやビデオになってから...などと言わず、今すぐ映画館へ急げ!

あんにょん!