スカイ・オブ・ラブ

刺身のツマ?



  

ボクがジジちゃん迷なのは前にもちびっと書きました。盛り上がっていたのはずいぶんと前のことで、その時は映画も公開されることはなく、淋しくウチワで騒いでいたのだけど、ようやく陽の目を見るときがきたのだろうか? それでも、今回の「スカイ・オブ・ラブ」もF4人気の「刺身のツマ」みたいなもんですけどね(ジジちゃんは大根か?)。それでもいいんだ...。
当初は「F4フィルム・コレクション」は全部観るなんて息巻いていたけど、結局拝見したのはこの1本だけとはちと情けない...。

早い話しが、韓国映画「リメンバー・ミー」のリメイク。本家はキムハヌルとユジテが主演。こっちはジジちゃんとケンチョウが演じている。ちなみに日本版の「時の香り〜リメンバー・ミー〜」は吹石一恵と斎藤工だそうです(もちろん未見)。
20年以上も前の中国の女子大生(きっとこの頃の大陸の女子大生は稀な存在やったはず)がジジちゃんのように垢抜けしていたとは思えないし、あんなに立派な家に住み、しかも自分の部屋があるという設定には多少無理があるけれど、台湾や香港を足して割っているとすれば、何とか許せるかな。
ジャーフェイの存在は、現代であっても凄いけど、まぁ、これはこんなのもありかな。映画だしね。

お話しは知っている通りに進んでいく。日中韓で競作(?)されているだけに、展開は鮮やかで夢や華がありますね。やや無理もあるけれど、それも許す。
ストーリーを知っているだけに、今更感動するとか落涙するとか、そんな直接的な反応は起こらなかったけれど、やっぱりジーンと胸に染み入るものはありました。

もし、ボクがこんな無線機を手に入れて、それを使ってどんな人と交信するのだろう。もし交信相手が選べるのなら...。そんなことを考えながらシネ・リーブル神戸を後にしました。

おしまい。