「アタック・ナンバーハーフ2 全員集合!」

まさか続編が作られるなんて!


  

ゴールデンウィークは、あれもしようこれもしようと計画を立てていたけれど、結局うだうだとこうして過ごしている。ちびっともったいないような気もするけれど、まぁこんなものかな。
広島ビッグアーチへサンフレの応援へ行った。
途中、兵庫県の田舎町でサツマイモの蔓を仕入れる。ボクのとこは今年はキュウリとゴーヤとスイカに決定しているので、森の音さん宅用。ここには広い畑があってうらやましい。もっとも、最近は本人ではなく、お父さんが農作業に入れ込んでいらっしゃるというウワサだけど...。
途中、岡山県の北部、津山市の近くにある久世という町(米子道のインターもある)の国道181号沿いにある“サンハウス”というカレー屋さんに寄った。なかなかここまでは足を伸ばせないので、久し振り。インターを出て右(北というか西へ)へ5分ほど走って左手。農家風の造りだから初めての人は見落としてしまうかもしれない。いいお値段なんだけど、確かに美味しい(今回食べたクリームコロッケ・カレーが確か1,250円)。カレーそのものもさることながら、各種あるカツがごっつい美味しい。お近くの方は、是非一度どうぞ(近くの人っているかな?)。
肝心のレッズとのゲームは引分に終わる。負けなくて良かった。
ホームだからサンフレ・サポがほとんどなのは当然だけど、赤いレプリカ・ユニフォームに身を包んだレッズ・サポもスタンドの一角を占めていた。遠いところを本当にご苦労さま。ボクはアウェイのゲームを見ることの方が多いので、地元の人にはあんな風に見られているんだな、とどうでもいいようなことを思っていた。
今年のサンフレは、ちょっとね。ツライ。また落ちちゃうと嫌だけれど、どうも体制を整える、準備期間のシーズンになりそうで(いや、実際もうなっているか)、こちらもあまり熱が入らない。ほんと昨シーズンのような身を削がれるような切迫感はない(実際は、ちょっと淋しい)。

さて、2001年に公開された「アタック・ナンバー・ハーフ」の続編「アタック・ナンバーハーフ2 全員集合!」を観てきました。シネ・リーブル梅田。お客さんはパラパラってとこです。連休の谷間の平日の昼間だしこんなものかな。
この映画が終わってからトイレに行ったら、後から入ってきた兄ちゃんが、となりに来て、こっちをジロジロ見るのには困った。そそくさと用を済ませ、逃げるように出てきた。恐い恐い!

前回がどんなストーリーだったのかは、すっかり忘れていた。けど、観ているうちにどんどん思い出してくるから、人間の記憶は偉いなぁ。簡単に言うと、タイのある州のバレーボール代表がオカマで構成されたチーム。それがとんとん拍子に勝ち進み、国体で優勝してしまうというお話しだった。
今回はその続編で、優勝した後のチームのお話しと、それに絡めて主人公ジュンの想い出が語られる。

「サトリーレック(“鉄の淑女”という意味のチーム名)」でも中心人物で仲が良かったジュンとノンが仲違いをして、ノンはライバルチームに移ってしまう。それ以来、サトリーレックの調子はがた落ちで負けが続くし、ノンが加入したチームはとんとん拍子に勝ち進む。サトリーレックのチームメイトは何とか二人を仲直りさせようと画策するが...。
その一環で、チーム唯一のまともな男チャイとジュンが中国に出稼ぎ(?)に行っているピアを訪ねて行く旅に出る。飛行機で行くのかと思ったら、山中からメコン川を遡る船に乗って行くのだ(これも“国際航路”なんだねぇ、一度このルートを辿って旅してみたい!)。その道中、ジュンがチャイに語る形で、ジュンの思い出が再現される。この思い出のストーリーはなかなか良く出来ていて面白い!

前作から一貫しているのは、この映画はタイの人たちが撮った作品だけに、タイの観光案内のようなありがちなカットがまるでない。それが逆に新鮮でいい。もう一つは、真剣なお話しではないのだけれど、ゲイであることそのものを決して否定したりギャグにはしていない。これは簡単なようで、実は表現の匙加減がとても難しいと思う。
そして、ゲイだとかまともだとかは関係なく、友情の大切さ、生き方の大切さを教えてくれるストーリーになっている。まぁ、もちろん、この手の話しは珍しくとも何ともないから、これが普通の男子のバレーチームだったら映画にもならへんのでしょうけどね。

感動とはほど遠いけれど、観ていてなかなか楽しい作品になっています。お時間があればどうぞ。
前作でも感じたけれど、もうちょっとバレーを練習してから撮影してほしかったな。これじゃぁ、学芸会並みやで...。
それに国際親善試合が野外の土のコートっちゅうのもなぁ(それはそれで、楽しそうではあったけど)。

お時間が許せば一度ご覧ください。前作は最近、TV放映があったようですね。

おしまい。