「イルマーレ」

チョンジヒョンにうっとり


  

この日は早朝から忙しかったんだけど、諸般の事情で急遽予定がなくなってしまい、以前からの予定を復活させ滋賀に出かけることにした。午前中は陶芸家の岡崎勉さんのお家に遊びに行き、夕方からは近江八幡で映画を観る。

岡崎さんとお会いするのは、ほぼ2年ぶり。突然お邪魔してしまったんだけど、快く一緒に遊んでいただいた。2年前は甲南町に出来た造り酒屋の蔵を改造したレストランに連れて行っていただいたが、今回は同じ町内にある古い農家を改造したギャラリー兼喫茶店(?)でご一緒いただく。ここがなかなか素敵な空間で、のんびりゆったりと時間が流れる。ちょっと駆け足だったのが残念だけど、静かな春のひと時を過ごさせていただきました。庭に面した縁側がいいんだなぁ。
帰りしなに岡崎さんにねだって郵便受けを頂いてしまった。
途中、日野町内でお昼を食べる(美味しかった)。その後、永源寺町に足を伸ばして、ここでも古い民家を改造したギャラリーを訪れる。ここで岡崎さんのお友達が出展されているということでご紹介いただいたのだ。ここは甲南町のギャラリーとは一味違った空間。ほんとうはここでものんびりしたかったんだけど...。
それから百済の高官が奉られているという鬼神(きしん)神社に参拝し、近江八幡へ向かった。
思っている以上に滋賀県は奥が深いです。次回はもっとのんびり時間をかけて歩きたいですね。
甲南、水口、日野、永源寺の各町から望めるのが鈴鹿の主峰「雨乞岳」。まだ白い帽子を上のほうにのせている。なかなか歩き応えがありそうな山容。近いうちにチャレンジするぞ!

この日、近江八幡では韓国観光公社主催の「Korea Day」が開催されていて、その催しとして「イルマーレ」が上映される。500名は入れる会場に350名ほどの入り。普段は韓国映画を観ることがない(であろう)方々が多そうだったので、なかなか良い企画だと思います。

二年前に観ている。
主演はイジョンジェと今をときめく「猟奇的な」チョンジヒョン。こうして再び「イルマーレ」を観ると、やっぱりこの時からチョンジヒョンってかわいかったんだなぁ。どうして2年前には気付かなかったんだろう?
ストーリーも細部はすっかり忘れていて、初めて観るような新鮮な気持ちで鑑賞することが出来ました。

映像がきれい。美男美女が織り成す夢のようなストーリーにうっとりしてしまう。やっぱりいい映画だ。
ストーリーの随所に甘さはあるんだけど、そんなことはあんまり気にならない。
最後の最後まで主役の二人が言葉を交わさない。この二人を繋ぐのはアナログ的な手紙。それも二年の時を隔てた文通なのだ。そんなロマンティックなストーリーに酔ってしまう。

イジョンジェが切ない。
まだ、自分を知る前のチョンジヒョンに何度も会いに行ってしまう。無駄なことだとはわかっていながら、そうせずにはいられない。そんな彼の気持ちが痛いほど伝わってくる。

ラストは本当に甘い。ご都合主義だと受け取る方もいらっしゃるでしょう。でも、こんなハッピーエンド(?)の韓国映画があってもいいじゃない(「猟奇的な彼女」もハッピーエンドだけど)。

本当は大きなスクリーンでご覧いただきたいのですが、次回のチャンスが何時来るのかはわかりません。ビデオもDVDも出ていますので、そちらででも一度観てください。オススメですよ。

おしまい。