「パープルストーム」 |
ダニエルウーも一人前になったなぁ |
天六のユウラクザ。ここは1階の劇場。5階のホクテンザに比べると座席数も多いし、スクリーンも大きい。でも入場者数はそんなに変わらないけどね。 香港の映画。主演はダニエルウー。この人「美少年の恋」の頃と較べるとだいぶ成長して、演技も上手くなってきた(なんて、偉そうに!)。でも、彼の顔を見ると反射的に「美少年の恋」を思い出してしまい、なんとなく嫌な気分になってしまう(ごめんなさい!)。後はあんまり見かけない人が出ている、でもこの映画なかなか面白いのだ。
冒頭は嵐の中で貨物船を襲うシーン。もちろん日本語の字幕付きなんだけど、船を操縦している人たちが喋っている言葉がハングルに聞こえて仕方なかった、少なくとも広東語とちゃうで。 う〜ん。こんな荒唐無稽な筋運びが香港映画らしくていい! 香港警察の秘密使命を帯びてこのテロリスト集団に潜行捜査に乗り込んでいたという設定。トッドには自宅も恋人も、過去の写真も用意されている。この恋人役の女の子どっかで見かけたことがあるような気がするなぁ。 しかし、人間の記憶はそう簡単にすりかえられるものではない。トッドはふと目にした情景や、街の音に反応してしてしまう。そして、かすかに記憶を取り戻していく。断片的に戻ってきた記憶が頭の中で繋がりかけた時...。
ダニエルウー、ほんとにいい役者さんになりつつありますね。イーキンチェンやニコラスツェーよりもいい感じ。次回はもう少しシビアな人間ドラマにチャレンジしてもらいたいですね。 おしまい。 |