「007 ダイ・アナザー・デイ」 |
ワクワクドキドキ |
雨のそぼ降る新梅田シティを後にして向かったのは厚生年金会館。
007の前作「ワールド・イズ・ノット・インナフ」はなんと韓国の仁川から中国の丹東へ向かうフェリーの中で見た。だからハングルの字幕付きだったんだけど、アクション映画はなんとかなるもんです。吹き替えよりずっといい。 「チョコレート」で昨年のアカデミー賞の主演女優賞に輝いたハル・ベリーが注目されているけど、ボクとしては彼女より断然ロザムンド・パイクという英国人のお姉さんがいい! ちょっと知的な顔つきと抜群のスタイルには目が点になってしまいました。どうしてこんなにかわいいパイク嬢が悪役やねん!
理由なんかどうでもいい。とにかく2時間と15分の間、映画を観に来たお客さんを楽しませようというサービス精神がぎっちりと詰まっています。これでもか、これでもかって感じで繰り広げられるアクションの連続で、まぁ心が休まる暇もない(それにしてもこの上映時間はちと長い、せめて2時間を切るぐらいにしてほしかった)。
だから、ストーリーの説明はいちいちしないけど、手に汗握ってうっとりする、そんな映画です。
今回は悪役がもろに北朝鮮という設定。これって、半島情勢がビミョーな時期だけに、ちょっとヤバいんじゃないか? 金正日を連想させる人物が出てこないのがせめてもの救いかな。
まぁ、お約束でどんな困難に行く手を阻まれようと、何万発の弾丸を発射されようが、ジェームズ・ボンドはかすり傷程度。あんな氷が漂う海をウインドサーフィンで滑走してたら普通風邪のひとつも引いちゃうもんやけどねぁ...。
ちっとも難しくなくてワクワクドキドキ。まずまずのおすすめではないでしょうか。 おしまい。 |