「きらめきの季節/美麗時光」 |
ちょっと、いやいやとってもわかりにくい |
やってきたのは渋谷と青山の境目(?)にあるシアター・イメージフォーラム。
「最愛の夏」という映画を撮ったチャンツォーチ監督の作品。「最愛の夏」にもヒロインの相手役で出ていたファンチィウェイが主役(なかなかかっこいい!)。「最愛の夏」もつかみ所がないちょっとわかりにくい映画だったけど、この「きらめきの季節」もちょっとわかりにくい(いや、とってもわかりにくい)。
仲がいい従兄弟同士のアウェイとアジェ。何をするわけでもなくぶらぶら日々をすごしている(何して喰っているんだ?)。アウェイの1分違いの姉(つまり双子)は末期癌でもう長くない。
高校を出て、定職にも就かず家でぶらぶらしている二人の、多分軍隊に行くまでの束の間の休息を青春のきらめきとして描いているんだろうけど、なんかこの二人が「きらめいている」とは思えないから始末が悪い。毎日が楽しそうにも見えないしね。青春はもう少し夢を見て欲しいなぁ。 それにしても、食事のシーンが多い。中国の映画はこうじゃなくっちゃ。こうして、多くの家族で一つのテーブルを囲んで、大声でしゃべりながら食べるのが食事なんだよなぁ(まぁ、今回はそんなに美味しそうでもないんやけど)。
次回はもう少しわかりやすくて、観ていて楽しい台湾映画をお願いします。途中で睡魔との闘いに負けそうになり、意識が遠のくことが何回かあった。 おしまい。 |