「OUT」 |
原田美枝子さんってこんなに素敵な方だったのね |
ワールドカップがあった後だけに、イマイチ盛りあがりに欠けるアジア大会ですが、男子のサッカーはよく頑張っている。この大会にはアンダー21の代表を送り込んでいる日本はタイを破って決勝に進出だ。我がサンフレからは森崎和と駒野の二人が選ばれており、森崎和は全試合に出場する大活躍。ここまで来たら、是非決勝でイランに勝って優勝してもらいたい。
さて、今回ご紹介するのは日本映画の「OUT」。桐野夏生の同名小説を映画化したもの。 ストーリーは奇抜で、いかにもお話しって感じだけど、ひょっとしたらこんなこともあるかもしれない、と思わせる。それはストーリーが良く練られていることと、本筋以外の周囲の部分がしっかりしていて、現実あるいは現実に近いことが積み重ねられているからだと思う。大きな嘘(フィクション)は小さな本当が重なりあっていないと、嘘ににもならない。その点、この映画(お話し)は丁寧に作られていると思った。 主演4人のキャスティングもなかなか決まっている。特に原田美枝子、倍賞美津子は見事な演技。原田美枝子ってこんなに綺麗で芸達者な女優さんだったたのかと見直してしまいました。 妙に浮いているのが間寛平。演技がどうのこうのと言う前に、この映画における彼に与えられた役があまりにも中途半端。おそらく原作ではもう少し描き込まれていたと思うんだけど、映画の中では意味不明の存在になってしまっている。本人には少しかわいそう。
結局、この4人がどんな最後を迎えるのかは映画では語られていないし、明示されるわけでもない。 映画とは全く違うと言う小説の結末が楽しみです。 おしまい。
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