「ダブルタップ」 |
レスリーの狂気 |
土曜日の4連戦。その後半戦は場所を心斎橋に移してパラダイスシネマで香港映画。まず、レスリー・チャンの新作「ダブルタップ」。
競技射撃。この世界にはまるで知識が無かったんだけど、なかなか奥が深そうだ。競技は正確さと速さで競われる。そのために技術と精神力。とりわけ高い集中力が求められる。競技者はピストルの手入れはもちろん、その改造や爆薬の調合までもこなしてしまうようだ、凄いなぁ。 で、レスリーはこの競技の香港チャンピオンだ。その年の選手権でレスリーはミュウという警官の男と優勝を争う。二日間の競技を終えたが同点でプレーオフを行うことに。そして、まさにプレーオフが開始されようとしたその時...。男が乱入して審判や観客に発砲。会場全体が凍り付く中、レスリーは冷静にこの男の頭にダブルタップを決めた。
それから数年後、レスリーは事件の後遺症から競技を離れていた。医者には「眠れない」と漏らしていた彼だが、実はあの男を撃ち殺したときに‘快感’を感じていたのだ。
題材もストーリーも面白い。主演もレスリー・チャン。これで面白くないはずがなさそうだけど...、どうもなぁ。
結局、お客さんは正直だと言うことでしょうか? おしまい。 |