「無問題(もうまんたい)2」

香港テイストたっぷりです


  

観ても、観なくてもどちらでもいいけど、深い意味はなく単純に笑える映画だ。
「なんばグランド花月(略してNGK)」ここでの試写会。ナンバで映画を観るのはいったい何年ぶりだろう。試写会ということもあって、客層がいつもとぜんぜん違う。高校生ぐらいの女の子がほとんどだ。上映までの時間会場中がかしましい。

なかなか豪華な顔ぶれ。ゲストでボクがひいきのエリック・ツァンも顔を出しています(一緒のシーンにはジェリー・ラムも)。ボクの好みで言わせてもらえば、ユン・ピョウの妹役にはキャンディ・ローではなくセシリア・チャンかヴィッキー・チャオにしてもらいたかったなぁ。
ナインティナインの岡村扮するケンは中華料理屋で働いている。得意な料理は鳩の丸焼き。ひょんなことで「香港旅行ご招待」を手に入れ、香港へ出かけるのだが...。
ホテルに着くなり殺し屋に間違われて、日系企業の後継ぎである由美子の命を狙うことになる。ところがケンは由美子に一目ぼれしてしまい、殺すどころか逆にボディガードになってしまう。そこへ「由美子・命」の警官ダニエル(なんと、サム・リーだ!)や由美子を狙う黒幕、そしてなぞのカンフー兄妹が入り乱れて...。強引なストーリー展開はまさしく香港映画だ!
なんと言っても見どころは、チョー・ユンファとチャン・ツイィーが「グリーン・ディステニー」で演じた水上や竹林で見せたワイヤーアクションのパロディ。これには参りました。
香港ロケなのに、著名な観光地はビクトリア・ピークぐらいしか出てこなかったところに、 妙な好感を覚えたりして。

エリック・ツァンが出てくる唯一のシーンで、少し場内が沸いたので、香港映画が好きな人も少しはいるんだなぁとちょっとほっとしました。
前作の「無問題」を観ていなくても(ボクも観ていません)充分楽しめます。ちなみに無問題(もうまんたい)とは広東語で「問題ない(=no problem)」っていう意味です。
2/9から梅田では梅新の東映パラス2で公開。2/10(日)には岡村の舞台挨拶もあるそうですよ。興味をお持ちの方は劇場へ問い合わせてください。
次回は、これまたフランス映画「ジェヴォーダンの獣」をご紹介する予定です。

おしまい。