「ジェネックスコップ2」

第二作も痛快なアクション映画


  

なんだか妙にナマ暖かくて、とても1月とは思えませんね。皆さんお元気ですか?
今回観てきたのは「ジェネックスコップ2」という香港の映画。会場は心斎橋のビッグステップ4階にあるパラダイスシネマ。会場に入ると人がいない。誰もいない。どういうことやろうと思って支配人(?)にお伺いすると「初日は良かったんですけど、平日はねぇ...」結局、開始直前に何人か駆け込んできて6名という淋しさでした。
上映が始まるまで「ニーディング・ユー」で使われていたサミー・チェンの主題歌「感情線上」がかかっていいました。この曲ほんとにいいよね。

前作「ジェネックス・コップ」はニコラス・ツェー、スティーブン・フォン、サム・リーという三人組が香港警察の若手はみ出し刑事という設定で、三人が大暴れした痛快なアクション映画。その後、大ブレークしてスターになったニコラス・ツェーが抜けて代わりにエディ・チャンが入っています。設定は同じく香港警察のはみ出しモノなんだけどね。
前作はエリック・ツァンが三人組の面倒を見る親分として要所を締めていましたが、今回はツァンに代わるボスはいなくて、ただただこの三人組(実質は二人組と、一人なんだけど)が暴れ回るという設定。
「ザ・ミッション」であんなに渋い演技をしていたアンソニー・ウォンが情けないメインランドのロボット科学者の役でエリック・コットと共に出演しています。最後に彼等の「東風1号」が活躍するのかなっと期待していたんだけど、ホントに単なる顔見せ出演でがっかり。

香港で世界武器展覧会(だったかな?)というショーが開かれることになり、そこに米国からRS1という最強兵器ロボットが出品されることになった。このロボットの真の開発者は香港出身の天才プログラマー、カートなのだが彼は他のトラブルでこの会社から解雇されていた。彼はRS1を香港で自分の手に奪還しようと計画していたのだ。マッチは自分の幼なじみのエディソン(エディ・チャン)がRS1の警備担当になっているのを知り、彼に催眠術を掛け、遠隔操作でRS1の奪還に成功するのだ!
ここからはジェネックスコップの三人組と殺戮マシーンRS1の対決。次から次へとアクションシーンと銃撃戦そして大爆発が繰り広げられ、ここにFBIが絡んできてヒートアップ。なかなか面白くなっています。
香港警察とFBIの女性捜査官も軽いお色気を漂わせてあきない娯楽作品ですね。

JUMBOという船上レストランも出てきて、香港の観光キャンペーンにも一役買っているようですよ。
お時間のある方にはオススメしますが、忙しい中時間を削ってまで見る価値は...、どうでしょう?

次回は東京でメインランドの映画「プラットフォーム」を観てくる予定です。
この週末からは「シャンプー台の向こう」(ナビオシネ)、「レイン」(東映パラス2)、「息子の部屋」(ピカデリー)、「約束」(リーブル)、「フロムヘル」(三番街)、「少女達の遺言」(パラダイス)などちょっと気になる映画が続々公開されるようですね。

おしまい。