「ファイターズ・ブルース」

アンディ・ラウのミスマッチ


  

少し前のお話になりますが、苦節○カ月。とうとうと言うか、ついにと言うか。やりました。「toto」1等賞的中です。
ちょうど、例のソウル風邪が最もしんどかった土曜日、夜のサッカー番組を観ていて(NHK BSの21:00からの番組、ボクもたまにはテレビを見ます)、「サンフレも勝ったし、ウンこれはひょっとして...」なんて思いながら寝てしまったのですが、翌日の新聞で確認すると「ヤッター!」
でも、この嬉しさも1/3ぐらいやねんなぁ、1等的中を確認するよりも前に、大きい見出しで「最低の当選金額」って書いてあるのが目に入る。
しかし、4通り購入して、1等1本、2等2本、3等1本は立派ですよね。

で、今回観てきたのはワーナーマイカル開業10周年記念で公開されている「ファイターズ・ブルース」。
こういう主旨で公開されているので、会場はもちろんワーナーマイカル。どこに行こうかと考えた結果、三田のウッディタウンのレイトショーに出掛けました。ここが一番近いしね。でも、三田で映画を観るのって、なんか違和感あるなぁ(そりゃ、偏見やな)。
21:50からの回ということもあってか、それともアンディ・ラウは三田で人気がないのか、100名は入れる会場にお客さんは、僕らを含めてたったの4人。気のせいか空調が利きすぎていて寒かった。

舞台はタイのパタヤとバンコク。
もとムエタイ(キックボクシング)のボクサーだったアンディ・ラウとフリーのスポーツジャーナリストの女性(「シックスティナイン」で主演していた人です、その後死亡)の一夜限りの恋、その結果生まれた娘。孤児になったこの娘を預かる孤児院のシスター(常磐貴子)とアンディ・ラウの淡い恋。

この映画はアンディ・ラウの映画出演100作目だそうですが、もうちょっといい作品を選べよな、って感じ。
ストーリーの全部が甘ったるくて、観ていて「いいお話し」ではないのです。 全部にムリがありすぎて、無理な上にムリを重ねるから「どうもなぁ」という感じになる。
香港だけではなく、東南アジアや日本の市場を意識した設定にしているから余計そうやねんなぁ。

アンディは、こんな熱くなる男より「暗戦/デッドエンド」のときのようなクールでストイックな男の方が断然似合うと思いますが、いかがでしょうか。

おひまな方はどうぞ、もう少し全国のワーナーマイカルで公開中です。なんと特別価格1,000円で鑑賞することができます。

おしまい。