「星願/あなたにもういちど」

流れ星は夜空の涙


  

何をしても上手くいかない日ってありますよね。今日のボクがそう。
仕事をお休みして、やま歩きをしようと思って、朝5時過ぎに出発しようと玄関を出ると、いきなり雨が降ってきた。天気予報では「くもり」で降るようには言ってなかったのになぁ。まぁ、歩きだしてから降られるよりもいいけど。映画を観に行こうと思って、駅に着いたら定期券を忘れてきた。映画が終わって、ハシゴしようと次の映画館に行くと、水曜のレディースデイだから「リトル・ダンサー」は晩の回まで「立ち見」。じゃあもう帰ろうか、と思ったら、帽子が無い。最初の映画館に忘れてきたみたい。家に帰る途中、クリーニングを引き取ろうと思ったら、クリーニング屋さんはお休み。
なんか、ついてないよなぁ。

で、こんな日に観に行ったのが、99年の香港映画「星願/あなたにもういちど」。平日の11:00からの上映でしたが、さすがレディースデイ。50名ほどの入りでした。会場は新・梅田シティ、梅田スカイビルの3階に昨年の12月にオープンした「シネ・リーブル梅田」。ここは梅新にあった「シネマアルゴ」の後継館ですね。ひとつ上の階にあるガーデンシネマと同じような感じの造りです。こっちの方が少し座席数が多いかもしれません。でも、傾斜が緩くて期待していたほど見易くもない。ロビーはガーデンシネマ同様、明るくて気持ちがいいです。ここは、入場券をもぎって貰うときに整理券を発行してくれ、その番号順に入場させる方法をとっています。

主演はリッチー・レンとセシリア・チャン。リッチー・レンってなんかジュビロのゴン・中山を若くしたような感じ。セシリア・チャンは「喜劇王」に次ぐこの2作目で一気にスターになったそうです。ボクは、彼女は今回のような清純派を演じるよりも、「喜劇王」の時のような「はすっぱ」な役の方が合ってるような気がします。でも、カワイイですよ。慣れてしまうとそうでもないけど、ハスキーボイスが玉に瑕(それとも魅力?)ですかね。

お話は、目が見えず、口も利けない青年(オニオン=リッチー・レン)が、見習い看護婦(オータム=セシリア)に憧れに似た恋心を抱いてる。彼女もオニオンのことを悪く思っていないようだ。ある日、オニオンは病院の前の道路に飛び出してクルマにはねられ死んでしまう。だが、天国に行く途中の「乗換駅」でオニオンはラッキーにも、別人として地上に5日間だけの帰還を許された。

こういう話は、「天国から来たチャンピオン」や「ゴースト」なんかと良く似てるね。

オニオンは姿も変わっているし、目も見えて話もできる健常者になっているから、オータムも突然、目の前に現れた青年がオニオンだとはなかなか気がつかない。彼はオータムにオニオンがいかに彼女のことを愛していたかを伝えたいのだけれど、逆に怪しまれるばかりだ。
突然、オニオンを失ったオータムは、いまさら彼をどれだけ愛していたのを思い知らされていたのだ。
オータムにオニオンが残した日記を読んで聞かせるんだけど、その点字で書かれているはずの日記には「晴れ」としか書かれていない。オニオンは彼女に自分の気持ちをそのまま伝えているのに!

そして、とうとう約束の5日間が過ぎようとしている。
ここでははなしの結末は敢えて申しません(観てのお楽しみ!)。

またまた登場のエリック・ツァンがいい味出しています。そして、今日パンフを見て初めて知ったんだけど「ウイリアム・ソーってこの人だったの?!」。この人、トニー・レオンが医者の役で出てる映画(タイトルが思い出せない)でも、医者の役で出てたよね、ちょっと損な役が多くて可愛そう。でも、歌はいいよ。

なんか、いつまでも寒いね。この週末はいよいよ待ちに待ったJリーグ開幕。今シーズンからは、いいのか悪いのかわからへんけど「TOTO」も始まり注目度も一段とアップしてるようですね。我が、サンフレッチェはロシア人の新監督を迎えて、今年こそはやってくれるでしょう。ガンバレ、サンフレ!

おしまい。