「ホーク/B計画」

香港でも活躍するオウム(?!)


  

今週は木曜日が勤労感謝の日でお休み。ぽっかり平日に祝日があると嬉しいねぇ。その祝前日を利用してレイトショーで観てきたのが、今回ご紹介する「ホーク/B計画」という香港の映画。会場はロフト地下のテアトル梅田。休み前だというのに15人いたかなぁという淋しい入り。でも、オウムっぽい人はいなかったので、少しほっとしました。

明らかにオウム真理教を意識した「武装カルト教団・聖衆の道」は日本で警視庁の特殊部隊を壊滅させた。が、教祖は何故か香港で香港警察に身柄を拘束されてしまうのね。そこで、教祖の身柄を奪還すべく、教団の幹部が武装組織とともに香港に乗り込み、サリン(?)を現地生産して香港をパニックのどん底に落とし込む、という物語です。
とにかく人がどんどん死んでいきます。ざっと思い出すだけでも100人は死んでるな。香港警察の特殊部隊の隊長が、警察の長官に「この作戦は犠牲者が出るおそれがあるから止めましょう」って進言するんやけど、長官に「犠牲者ならもう山ほど出ている」って言い返されるのには笑ってしまいました。重要人物だと思っていた主人公のライバルである女刑事も見せ場がほとんどないままあっさり殺されてしまって「この人いったい何のために出てたんや?」山のような死人以外にも、ほとんど全編がアクションに次ぐアクションシーンで、ほとんど息を継ぐ間もありません。冷静に考えれば変なところやボロを出しているところは一杯あるんやけど、それらを立ち止まって考える余裕が観ている側にはないのね。
最近の香港映画によく出ているスー・チーが、主人公の恋人役で出ています。スー・チーってシリアスな役も出来るけど、今回のようなコミカルな役も良く似合っています。

と言う訳で、誰にでもお勧めの一本ではありませんが、おヒマな方はご覧下さい。と言っても公開は11月24日までなのできっとムリでしょう。でも、そのうちビデオにもなるから、ビデオでご覧下さい。

レイトショーの翌日に早起きするのは私でもつらい。案の定、寝床で「もうやめとこかな」って思っててんけど「今日はいい天気そうやしなぁ」と老体にムチ打って起きあがりました。2週続けての六甲行き。この日は岡本から打越峠を経て五助山から極楽茶屋までのコース。寒かったのはほんの一時だけで、ぽかぽか陽気の楽しいハイキングになりました。天気も良くて、六甲は紅葉が見頃になっています。五助山の八合目ぐらいまでは楽勝コースでしたが、ラストの1時間がむちゃくちゃしんどかった。六甲山もなめたらあかんなぁ、ホントは有馬まで足を伸ばそうかと思ってたけど、先週と同じくバスで下山しました。

おしまい。