「フォーエバー・フィーバー」

いい映画だから人が入るとは限らないのね


  

この秋、三度目で最後の三連休。皆さんはいかがお過ごしでしたか?
私は目一杯遊ばしてもらいました。11/3・祝は滋賀県にある比良山系の最高峰、武奈ケ岳に登ってきました。名神高速、湖西道路を経由して、6時45分ごろに大津市坊村にある登山口の駐車場に到着。靴を履き替えて入念にストレッチと準備体操。しまった、ヤッケを忘れた。登山口から見上げると、山塊の2/3は雲に隠れて見えません。今回は「御殿山コース」から登頂。地図上では最短コース。7時のサイレンが鳴り響くなか出発。
最初の約1時間は急登に次ぐ急登。一気に800メートルの高度を稼ぎます。5分ほど歩いた頃からフグラハギが痛くなってきて、10歩進んでは息を入れ、20歩進んではひざに手を当ててあえぎます。いつしか、下界の車道から聞こえていたクルマの音も聞こえなくなり、ここは山の中なのか、夢の中なのか...。「夢の中にしてはしんどすぎるで!」なんて考えていると、いつの間にか稜線に出て、植樹林から、雑木林に変わり、登りも幾分ゆるやかに。ガスがかかっているのかと思っていたら、ガスは大粒の雨に変わり、全身びしょぬれ。ヤッケを忘れたのが恨めしい。
もし、晴れていたら、右手に琵琶湖。そして伊吹山や鈴鹿の山々。遠く白山まで、左手には京都の北山の山々が見えるハズなのに、見えるのは20メートル先の木々の梢がせいぜい。ぐっと登りが楽になって幾つかの小ピークを越えると、唐突に武奈ケ岳の山頂に到着。あ〜しんどかった。いつもなら、ここでコーヒーを飲んだり、シーフードヌードルを食べたりするのですが、今回は雨の中なので、タバコで一服しただけで退却(実は、帰りの方が過酷な道だったのですが、その話はまたいずれ)。比良山系は厳しい。次回は体調を整えて、忘れ物をせずに、天気のいい日にチャレンジしたいですね。

そして、土曜日に観たのは「フォーエバー・フィーバー」。
この映画、とってもいい映画やのに、いっこも人が入ってへんので、神戸で公開されているうちにもう一度観ようと、井上・堀内と一緒に観てきました。 三宮の朝日シネマで、11:20からのモーニングショーのみでやってます。土曜日だというのにお客さんは15名程度と「淋しい」。

同じ映画をロードショーの料金を3回も払って観るのは初めて。

ストーリーは頭の中に入っているし、とってもリラックスして観ることができました(当たり前やね)。でも、よく練られているだけあって、退屈もせず楽しめました。
「ホック(主人公)はなんで、メイ(ヒロインね)の気持ちをもっと分かってやれへんねん」
「コンテストに出て優勝したいのは、ほんまにバイクが欲しいからか?」なんて思いながらね。

三宮での公開も今週の金曜日までですから、これを読む皆さんが観に行くのは難しいとは思いますが、チャンスがあればいずれ何処かの劇場でご覧下さい。

今回は、半分以上が山のお話ですいません。(三連休の話は次号に続く)

おしまい。