「奇人たちの晩餐会」 |
風刺の効いたフランス映画 |
このところ天気の良くない日が続きますがお元気ですか?
さて、前作に続いてフランス映画。人をバカ呼ばわりして、笑いモノにして楽しんでいたお金持ちが、ひょんなことから、自分が笑いモノにされてしまうという、皮肉のスパイスが恐ろしく効いたお話。結構面白くて、この映画を観ながら、何度も声をあげて笑ってしまいました。 主演しているのは「クリクリのいた夏」で、主人公と供に沼地に住むぐうたらな友人を演じていたジャック・ヴィユレ。この人のキャラクターで、この映画は半分以上成功しているみたいなもんやね。このピニョンを招く金持ちが住むパリのマンションが凄い! フランスではこういう住宅を「マンション」と呼ぶんやろなぁ。こんな家に一度は住んでみたい。香港映画で観たレスリー・チャンが住むマンションも凄いけど、今回の方が数倍は上やね。このマンションで繰り広げられるドタバタがこのお話しのほとんど全てやねんけど、ピニョンのバカさ加減がなんとも絶妙。冷静に全体を見渡せば、ぶっとんだアホさかげんやねんけど、映画の流れに沿ってひとつひとつを観ていると「そうそう、こんな奴おるよなぁ」って感じ。最後にはピニョンの職場の同僚も巻き込んでの騒ぎになるのですが、きっちりオチもついています。 フランス人もサッカー好きが多いねんなぁ、とよくわかります。ピニョンとピニョンの同僚、金持ちの奥さんが光っている、肩のこらない、良くできた映画です。が、もう上映は終了しました。 さて、年末に向けて観たい映画がどんどん公開予定です。映画だけじゃなくて、アメフト、サッカー観戦。山歩きなど忙しい週末が続きそうです。 おしまい。 |