「奇人たちの晩餐会」

風刺の効いたフランス映画


  

このところ天気の良くない日が続きますがお元気ですか?
こないだの土曜日(10/28)は、悪天候にもかかわらず、たかお先生とあやねちゃん(たかお先生のご長女)と三人で六甲へ行って来ました。三宮から新神戸、布引の滝を経て「トゥエンティクロス」から摩耶山の予定でしたが、途中から雨が降り出してしまい。全体の1/4も行かないで、目標を「布引ハーブ園」に変更し、途中でお茶なんぞをいただいてロープウェイに乗って帰ってきました。たまにはこんなお手軽コースもいいものです。たかお先生、彩音ちゃん雨の中ご苦労さまでした。
翌日曜日は西宮スタジアムで、久々のアメリカンフットボール観戦。珍しく二試合とも、手に汗握る好ゲームでコーフンしました。試合を見ていてトリハダが立つのは久しぶりでした。

さて、前作に続いてフランス映画。人をバカ呼ばわりして、笑いモノにして楽しんでいたお金持ちが、ひょんなことから、自分が笑いモノにされてしまうという、皮肉のスパイスが恐ろしく効いたお話。結構面白くて、この映画を観ながら、何度も声をあげて笑ってしまいました。
会場は、神戸・新開地近くの「パルシネマしんこうえん」。初めて行きました。平日の最終回やし、ガラガラだと思っていたら40名以上は入っていて、びっくりしました。ちょっと年期の入った古い映画館やけど、観やすくて、アットホームなええ映画館でした。入場料も安いしね。

主演しているのは「クリクリのいた夏」で、主人公と供に沼地に住むぐうたらな友人を演じていたジャック・ヴィユレ。この人のキャラクターで、この映画は半分以上成功しているみたいなもんやね。このピニョンを招く金持ちが住むパリのマンションが凄い! フランスではこういう住宅を「マンション」と呼ぶんやろなぁ。こんな家に一度は住んでみたい。香港映画で観たレスリー・チャンが住むマンションも凄いけど、今回の方が数倍は上やね。このマンションで繰り広げられるドタバタがこのお話しのほとんど全てやねんけど、ピニョンのバカさ加減がなんとも絶妙。冷静に全体を見渡せば、ぶっとんだアホさかげんやねんけど、映画の流れに沿ってひとつひとつを観ていると「そうそう、こんな奴おるよなぁ」って感じ。最後にはピニョンの職場の同僚も巻き込んでの騒ぎになるのですが、きっちりオチもついています。

フランス人もサッカー好きが多いねんなぁ、とよくわかります。ピニョンとピニョンの同僚、金持ちの奥さんが光っている、肩のこらない、良くできた映画です。が、もう上映は終了しました。

さて、年末に向けて観たい映画がどんどん公開予定です。映画だけじゃなくて、アメフト、サッカー観戦。山歩きなど忙しい週末が続きそうです。

おしまい。