「暗戦/デッドエンド」

アンディ・ラウが大人の芝居を魅せる


  

気がつけば、もうすぐ10月。週末に訪れた蓼科は気の早い葉がうっすら紅葉していました。みなさんお元気ですか?

香港映画はいつもサービス精神旺盛で楽しませてくれますね。今回楽しんできたのは、アンディ・ラウ主演の「暗戦/デッドエンド」。扇町のミュージアム・スクエアでレイトショー公開のみ。私が観に行ったのは火曜日だったのに、ほとんど満席。しかも女性ばかりで、男性は私を含めてたったの二人だけ。肩身が狭い。このミュージアム・スクエアは映画専用のホールちゃうので、ちょっと観にくい。最前列か前から5列目が見やすいですね。

クルマからガソリンが漏れていて、そのガソリンに引火したにも関わらず、コーラの入った紙コップぐらいでその火が消えるか! まっ、それはそれでいいんやけどね。どうしてアンディ・ラウがラウ・チンワン扮する刑事にあんなに対抗心(?)を燃やすのか? ダイヤの取引はどんな裏があるのか? ラウ・チンワンはほんとにゲイなのか? など数えだしたらキリがないんやけど、この映画観ている人に「何故?」と思わせることが多すぎる。

でも、アンディ・ラウはかっこええよ。

「名前は?、私はリョウ」
「名前は無い。時間がない」
「どうして?」

なんて、かっこ良すぎるで。

余命幾ばくもないアンディ・ラウが強盗(?)。彼を追いつめる刑事役にラウ・チンワン。登場する人物は少ない。でも、少ない登場人物の説明がとても希薄。もう少し背景を説明してくれればイイのに。ラウ・チンワンの同僚(?)の謎の美女も、捨て置かれたまま。でも、解りやすい単純なストーリーなのでむちゃくちゃな映画ではありません。少し前に観た「ジェネックス・コップ」に較べると、なんか大人の映画って感じがしますね。

と言うことで、大人にオススメ。今週の金曜日(9/29)まで公開しています。きっと今週はもう空いているでしょう。

ようやく涼しくなってきましたね。水のシャワーでは冷たく感じるようになりました。もうすぐ10月。もう秋ですね。

おしまい。