「接続/ザ・コンタクト」

チョン・ドヨンさま登場!


  

久しぶりに釣りに行く計画を立てたら、前日はしとしと降る「秋雨」。大丈夫かなぁ。メンバーの中に「雨男」の山内もいるしなぁ。なんて、思いながら起きると、一応雨は上がっている。須磨港に集合して「岡田丸」に乗り込む。出船は6:00少し前でした。サビキが釣れんのや。わざわざ船に乗って10センチのアジが釣れんのは許せん!!雨は降ってへんものの、気持ちには暗雲が深く深く垂れこめて来ます。結局、この良くない暗雲が晴れないまま終了。山内が俺のハマチを横取りして釣っただけ。淋しおすなぁ。浮気して山に行ってばっかりやったからかなぁ。今回少し気になったのは海水の色。須磨ってこんなに汚かったかなぁ。私の記憶ではもう少し綺麗やってんけど...。

「アジア・フェスティバル・2000」の第2弾は韓国映画の「接続/ザ・コンタクト」。この映画、日本でロードショー公開された訳ではなく、あちこちの映画祭で上映されるだけだったので、大阪でも何度かやったんだけど観られなかったんです。97年の映画で、現地では大ヒットしたそうです。今回は「君さえいれば」と同じ会場で50名程度の入りと盛況でした。

待ったかいがありました。

ヒロインにはチョン・ドヨン。シム・ウナもいいけど、今回の収穫はこのチョン・ドヨンに出会えたことでしょうか。人なつっこい、韓国人らしくない(髪型やお化粧が)、かわいいお嬢さんです。いいなぁ、この人。気に入りました。99年の「ハッピー・エンド」という作品ではヌードを披露しているとか...。「8月のクリスマス」や「シュリ」で主演していた、ハン・ソッキュがこの映画でも主演しています(ハン・ソッキュの鼻から息を抜きながら笑う笑う方が気に入りました)。

インターネットのチャトで偶然知り合った二人が、それぞれの悩みを抱きながら、仮想の部屋で会話するってお話です。でも、普通、こんな美男・美女がチャットでこんなふうに知り合うか? 二人が映画を観に行く約束をして、現実の世界でも「接続」するか、っと思うと急な訃報が入ってチョン・ドヨンは映画館の前で一日まちぼうけ。二人がお互いの電話番号や勤務先を知っているのに、実際出合って話すことが出来ないでいるのは、観ているこっちにとっては、なんともまどろっこしい。
ハン・ソッキュは、チョン・ドヨンとは関係ない部分で自己破綻してしまい、オーストラリアに移民することを決める。そんな彼に一度でいいから逢って話がしたいチョン・ドヨンから「いつかの映画館の前でずっと待ってます」というメッセージが残される。とうとう、明日は飛行機に乗るという晩。久しぶりに自分の部屋に帰って、チョン・ドヨンからのメッセージを聞いたハン・ソッキュは映画館へ向かうんだけど...。

この映画で使われている小物にポラロイドカメラとパソコン、電子メールがあるんだけど、韓国で爆発的にヒットしたこの映画のおかげで、ポラロイドカメラは売り切れ続出。パソコン・メーカーとプロバイダーは儲かって仕方なかったそうです。そういえば、韓国人の知り合いで、チャットで知り合った男の子と結婚した人がいたなぁ、その時はこの映画のこと忘れてて「そんな出会いもあるねんなぁ」ぐらいしか思わへんかってんけど、彼らも「接続」組だったのね。もちろん、私もポラロイドが欲しくなりました。
チョン・ドヨンの次作にも注目です。でも、チョン・ドヨンって女の子の名前とは思えませんね。

次回は同じく「アジア・フェスティバル・2000」で、香港映画の「誰かがあなたを愛してる」、韓国映画の「手紙」。扇町のミュージアムスクエアでレートショー公開中の「暗戦/デッド・エンド」を観に行く予定です。
ところで、シム・ウナ主演の映画「カル/Tell me something(1999年)」が11/4から全国公開されます。確かウナちゃんの他にハン・ソッキュも出ていたはずです。大阪では梅田の「OS CAP」で上映されます。シム・ウナ人気というよりも、ハン・ソッキュ人気のおかげで全国公開決定って感じやね。監督は「接続」と同じ人です。続いて、年内にシム・ウナちゃんの主演映画「美術館の隣の動物園/Art Museum by the Zoo(1998年)」が公開される予定です。この作品は「カル/Tell me something」に較べると楽しい恋愛ものらしいので楽しみです。

おしまい。