「君さえいれば/金枝玉葉」 |
男装のアニタ・ユンがかわいい |
連休の初日は珍しく特に予定もなかった(金曜なので競馬もないし)ので、少し古い香港映画を観にいきました。ここ数年秋に大阪国際交流センターを中心に「アジア・フェスティバル」が開かれるのですが、映画の上映会もあります。今年も中国・韓国・香港の映画が上映されます。
出てくるのは、レスリー・チャンとアニタ・ユン。この二人が主役で、あとはカリーナ・ラウと小春ちゃんも出ています。香港の芸能界の舞台裏を描いたラブ・コメディ。売れっ子プロデユーサーのサム(レスリー)と超人気歌手のローズ(カリーナ・ラウ)は、香港中の人が羨むカップル。でも、レスリーはローズと少し距離を置きたがっている。そこで、新しい仕事で「やり甲斐」を作ろうと、男に限定した新人オーディションを開くことにした。
レスリーは男であるアニタ・ユンに徐々に惹かれていく。ある日「ウェイ(アニタ・ユン)はゲイだ」というウワサを耳にしたレスリーは、ウェイに惹かれている自分もゲイじゃないかと妙に深刻に悩んでしまうのね。悩みすぎて失踪までしてしまう。香港でゲイはタブーじゃなくて、どっちかというとオープンで開放的なんですけどね。でも、レスリーがどうして、アニタ・ユンに惹かれるのか、もう少し説明してほしかったな。 バタバタしたシーンが多くて、しかもロケよりスタジオセットで撮ったシーンがほとんどなので、香港の景色や雰囲気が楽しみたい向きには不向きですが、とても楽しい作品です。スケールも大作というよりも小品ですが、品のいい楽しい映画なので、チャンスがあれば是非ご覧下さい。 おしまい。 |