「ナビィの恋」 |
「琉球フェステバル」に行きたくなる、ほんわか映画 |
いや〜、夏本番ですね。連日のうだるような暑さにホントにまいってしまいます。昨日は夕方にカミナリがゴロゴロ鳴っていましたが、夕立は降りませんでした。一雨欲しいところですね。誰かサンは、野外ライブに出撃して、とても日本人には見えないほど陽焼けしてました。
さて今回は、見たい見たいと思いながら見逃していた「ナビィの恋」。99年の日本映画。会場は阪急曽根の駅前にあるアクアホール。「豊中まつり」の一環で上映されたのを見に行きました。上映10分前に会場に着くと、もう150人くらいお客さんが入っていて、少しびっくりしました。映画館ではなく市民ホールなので、ちょっと音響が貧弱でしたが、それは我慢しましょう。料金も安いしね。 一応、ヒロイン役の奈々子を演じる西田尚美が、なかなかかわいくて、よいです。でもこの映画の本当のヒロインは、奈々子の祖母ナビィ。いい味出しているのはナビィの旦那の恵達。このオヤジ、なかなか憎めない茶目っ気たっぷりでいい感じです。「ランチはトゥエルブサーティーに届けてくれればいいから」なんて言いながら、サンシンでアメリカ国歌を弾きながら出掛けていきます。東京での仕事を辞めて島(沖縄の粟国島)に戻ってきた奈々子。沖縄の家って、開放感たっぷりの開けっひろげた、ほんとにいい感じですね。こんな所に一週間ぐらい暮らしてみたいですね。そんな所に、ナビィの初恋の人、サンラーがなんと60年ぶりに島にやって来た。サンラーの突然の出現に心が揺れ動くナビィと恵達。スピード感はなく、あくまでものんびりと、悪く言うと気が抜けたような感覚でストーリーが展開していきます。
ストーリーを楽しむより、あちこちに散りばめられている「島唄」を楽しむって感じですかね。ナビィがトイレに行くのに奈々子が付いて行き、トイレ越しに奈々子が「サンラーさんと島出ていくの?」「サンラーさんが好きだけど、おじいさんとは50年も一緒に暮らしてきたから、おじいさんを置いて島から出ていかないさぁ」という会話を交わすシーンが好きです。 チャンスがあれば、是非ご覧下さい。 おしまい。 |