「フォーエバー・フィーバー」

面白い。懐かしい青春映画


  

もうすぐ8月だというのに、なんか梅雨のようにうっとうしい天気が続きますね。みなさんお元気ですか?
誰かさんは、彼氏と一緒に遊園地へ行き「絶叫マシン」に乗り「暑気払い」だそうですね。若いなぁ。
拙宅のツバキにつぼみが付いてきました。秋咲き品種のつぼみは、すでに大きくなっています。天気予報とはうらはらに、今年の秋の訪れは早いんじゃないかなと思っていますが、どうなるでしょう。

さて今回、観てきたのは「フォーエバー・フィーバー(Forever Fever)」98年にシンガポールで制作された映画。香港や中国の映画はよく観ますが、シンガポールの映画は初めて。一体何語の映画かと思っていたら「シングリッシュ」の映画でした。時折、中国語(普通話)や広東語も混ざっていてるところが面白いですね。

楽しくて、良かった。面白かった。もういっぺん観たい!オススメの一本です。

恥ずかしながら、ディスコには一回も行ったことがないねん。この年やし、もう行くこともないと思うけど、でも、若かった時に、行ってみても良かったかなぁ、なんて、気にさせられます。こないだのアメリカの映画(シーズ・オール・ザット)とは何もかも違う設定やけど、若者たちが精一杯生きているのは、西洋も東洋も変わりはないのね、当たり前だけど。「真夜中のカウボーイ」(ダスティ・ホフマンとジョン・ボイト主演)って昔の映画知ってますか? その主題歌「Everybody Tokin'」が使われていて、とっても懐かしかった。
私たちが知っている、観光地としてのシンガポールではなくて、ここで生活している人たちの目に映るシンガポールの人々と生活が生き生きと描かれていて、とても好感が持てます。スクリーンから抜け出てきた「ジョン・トラボルタもどき」に励まされ、ディスコで喝采を浴びるホック。行き詰まって、もう一度トラボルタに相談しようと、トラボルタの映画を上映している映画館を探すホックの後ろ姿...。ホックが二枚目じゃなくて、どこにでもいるようなさえない若者だけに、簡単に感情移入できちゃって、余計に共感を生むよね。ヒロインのメイも、隣のお姉ちゃんって感じで、親近感が沸きます。出来がいい弟や、ハーレクインロマンスを読みすぎの年の離れた妹など、脇を固める出演者もみんないい味出してます。センスが良かったり、スカッとするわけとちゃうけど、どこか素朴で素直に楽しめる一本。是非、ご覧下さい。

こんなにいい映画なのに、150名は収容できる劇場にたった6人のお客さん。すぐに上映打ち切りやろなぁ。

スイカもプリンスメロンも上々の出来で収穫できました。今度は、夏蒔きで秋から冬に収穫できる、ブロッコリーとカリフラワーに挑戦します。

おしまい。