「ジェネックス・コップ」

期待を大きく裏切る快作


  

日本ダービーの結果はいかがだったでしょうか(興味ないか)。
愛読している雑誌に「週間競馬ブック」があります。毎週月曜日発行で、その週末に行われる競馬の予想や前週の結果が詳しく掲載されているます。大きいレース(重賞)の予想には過去10年間の結果が紹介されているのですが、いつの間にか、過去10年の結果全てを知っているほどキャリアを積んでしまいました。その間、蔵が建つほど儲けるはずだったのに、いつまでたっても、蔵は建ちませんねぇ。いったいいくらぐらい使ったのかは、考えたくもありません。
長く競馬を続けていると、最初は応援していたり、好きだった馬の弟や妹が出てくるのですが、そのうち子供が出走してきます(傷口が広がる)。とうとう最近では、孫の代が出てきて、つくづく年を感じます。そしてまた、傷口に塩をぬりこむ結果になります。

さて、今回観てきたのは「ジェネックス・コップ(原題:特警新人類:Gen-X Cops)」。99年の香港の作品。会場は三宮のアサヒシネマ。ここもいつも私が行くような小さい劇場、3年ほど前に香港映画「西邪東毒」を観て以来かな。客の入りは30名弱で、まあまあって感じ。

香港警察のはみ出し新人警官3人が、日本人武器ブローカー「赤虎(仲村トオル)」を追いつめるまでを、仰々しく描くアクションムービー。先日の「美少年の恋」のこともあるので、正直言って期待してなかってんけど、その思いを大きく裏切る快作。面白い。

主演は、ニコラス・ツェー(謝霆鋒/以前ベルマーレにいた岩本輝に似ています)、スティーブン・フォン(馮徳倫/「美少年の恋」にも出演)、サム・リー(李燦森/以前フリューゲルスにいたレゲエのGKの森に似てます、と言ってもわからんか)の若い警官役の3人と、グレース・イップ(葉佩●[雨カンムリの下に文])、ジェイミィー・オングの女の子です(この2人の女の子がなかなかかわいいんやなぁ)。この5人はみんなかっこよくてエエよ。他には仲村トオルもかっこいいし、「玻璃の城」「美少年の恋」に出ていたダニエル・ウー(呉彦祖)が悪役で出演しています。この人こんな役も出来るんやなぁと感心しました。たまにはぱぁーと、何の意味もなくスカッとするアクション映画を観るのもいいもんですね。

三宮でよく寄るのが中山手にある韓国料理店の「百済」。この手の店にしては珍しく上品なお店で、味もなかなかいける(夜は料金もお上品)。ランチの時間にいかがですか。オススメは「石焼きビビンバ」か「ミソチゲ」ですね。

この「ジェネックス・コップ」は6/2までアサシシネマで、モーニング・ショー(11:00〜)のみで公開中だったので、もう終わってしまいました。むしゃくしゃしていてスカッとしたい方におすすめですね。

次回は「太陽は、ぼくの瞳」をアメリカ村のパラダイスシネマへ行く予定です。

おしまい。