梅田ピカデリーで観たのは「リクルート」、2003年アメリカの映画。ボクが注目するコリン・ファレル主演の最新作。
簡単に言うとCIA(アメリカ中央情報局)に就職するっていうお話し。ウソか誠か、CIAってフツーに就職受けて入れるところだったんだね。
凄腕のコンピュータ技師であるコリン・ファレルは、CIAの新人スカウトマンであるアル・パチーノに誘われてCIAに就職する事を決意する。CIAだからって、特に待遇がいい訳でもないらしい。更には、名誉を得られる訳でもない、むしろ名前は明かされない。そんな所へ働きに来ようとするのは、よほど国家への忠誠や正義感に溢れる人間だということだろう。それとも敵のスパイ?
しかしコリンには訳があった。
10数年前に行方不明となっている父親の影がCIAにあったからだ(この謎は結局最後までよくわからなかったけどね)。
そうしてコリンはCIAの試験を受ける。
ところ流石に極秘な情報を扱う国家機関、そう簡単には合格しない。筆記試験と面接試験をパスしたが、そこから数10人に絞られた試験者達は次にCIA諜報員を養成する訓練機関へ移動させられる。
そこで行われるのはもはや試験というより訓練。スパイとしての知識、技術、戦闘術、心理を叩き込む。まるで軍隊の組織だね。そしてどこまでが真実で、どこまでが試験なのかわからない騙し合い。なんか人間不信に陥ってしまいそうな所だけど、CIAで働いている人は本当に皆こんな訓練をしてるの?
ようやく就職が決まっても試験は終わらない。
職場でも自分の身に振りかかる出来事が真実なのかドッキリなのか、そんな模索しながらの生活。安らぐヒマなんてない、とても大変な世界だ。
映画だからこの作品自身もどこまでが本当なのか(CIAというところがどんなところなのか)わからないけど、なかなか興味があって楽しめます。
結局、最後はアル・パチーノの一人舞台になってしまうところが、スケールの小ささにちょっとガックシではあります。
それにしても、コリン・ファレルは相変わらず“デキル”役柄だね。
次回は「ツインズ・エフェクト」をご報告します。
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