#030・数寄屋

初めての方にもオススメ

(2004/Feb./22撮影)

数寄屋。これもツバキを集めだして早い時期に買った一鉢。
極薄桃のなんとも言えない可憐で繊細な花をつける。花の姿は腰が締まって、時間がたっても開いてしまわない猪口咲。
本来は強健種なんだけど、一昨年だったか、ちょっと目を離しているスキにずいぶん弱ってしまった。盛期の見る影もない。でも、枯れてしまわなかっただけましか。
ほんとうにツバキは正直で、世話をさぼるとてきめんに結果が出る。ゴメンね。今まで一体何鉢枯らせてしまったことか...。この数寄屋はほんと奇跡的に一命をとりとめた。今は養生期間中です。

侘介の仲間で、杓が退化していて花粉を持たない。
その繊細な花を楽しもうとするなら、秋口に花芽をチェックして、不要なツボミを摘んでしまう必要がある。多花性だからね。
枝振りも、葉の形も申し分なし。これからツバキを楽しみたい方にオススメできます。
(文:04/03/14、写真:04/02/27)

 

薄桃 一重 小輪