##016・百合絞り・ゆりしぼり

華麗な絞りが入る

(2004/Jan./12撮影)

良く似ている花がある。
今回は「百合絞り」。もう少し暖かくなったら、近いうちに紹介できる品種に「ツバメ返し」という名の花がある。どちらも白地に紅の斑が入る。
どこが違うのか、並べてみればわかるけど、取り敢えず今はこの「百合絞り」しかないから説明できない。
一重で、花の大きさはやや大きいが、筒咲き。花弁の先が開き気味でややぎざぎざになっているのと、杓のまとまりが悪い(開いている)のが特徴でしょうか。

これは広島城の緑化フェアで買った記憶がある。
ちょっと変わった花の色はやっぱりついつい買ってしまうんだなぁ。
強健でほったらかしでも毎年ちゃんと花を付けてくれます。

「世話をする」とはどんなことかと言うと、当たり前のことで、毎日の水やり(冬場は毎日ではないけどね)、それに施肥、剪定。
ツバキは肥料が好きで、毎月にでも固形の肥料を施すのが理想だけど、なかなか毎月とはいかない。地植えの場合は、盛夏を除いて季節毎に肥料を鋤込んでやります。
剪定は難しくてなかなか思い通りの枝にはなりませんね。その株が強健種なのか、成長が早いのか遅いのかがわかるまである程度時間がかかるのです。
他には、雑草の除去や、鉢の植え替えなどがあります。
幾ら時間があっても足りないのですが、ご存知のようにツバキ以外の他にもやりたいことがたくさんあるので、なかなか手が回らないのが実状です。
でも、不思議なもので、ツバキは正直です。しっかり世話をすれば、葉は艶やかになり、花も大きく綺麗に咲きます(ツボミの数は別)。まぁ、それは当たり前なのかもしれませんね。
(文:04/02/14、写真:04/01/12)

 

白地に赤斑 一重 小〜中輪