2/4・大舟山

ゆったり時間が流れる里のやま


昨日は「節分」。暦の上ではもう「春」ですね。昨日は少し風邪気味だったのでお休み、部屋の中で炬燵のお守りをして過ごしました。
今日は、すっかり元気になったので、いつものように六甲を歩こうと思っていたのですが、不覚にも寝坊で出遅れ。仕方なしに散髪へ、スッキリして、家に戻るとまだ9時半。もったいないから、三田の大舟山へ行くことにしました。
この大舟山に3年前の秋に登ったのがきっかけになり、すっかりやま歩きにはまってしまいました。あの日ここに登ろうなんて考えてなかったら...。散歩はしてたかもしれないけど、やま歩きはしてへんかったやろなぁ。

小柿より「大舟山」を遠くに見る(真ん中の尖った山)

登山口に到着後、準備体操をし装備を整えて出発したのが11時。
民家を過ぎると感じのいい山道の始まりだったのに、ブルドーザーが入って立派な砂利道になってる。「嫌な予感がするなぁ」と思っていたら一番下の池を工事していました。「う〜ん」。ここを通り抜けると二番目、三番目の池は以前のまま。良かった。でも、ブルドーザーなどの重機の音は結構響くので嫌な感じ。
池の横を過ぎるとすっかり山道。ここから30分位が結構シンドイ。先を急ぐ道でもなし、ツバキのまだ硬いつぼみを探しながらの登りです。視線を上にあげて歩くのはけっこうしんどい。今日はもう雪は見ないだろうな、と思っていたのに、結構低い所にもあちこち雪が残っている。昨日も雪が降ったみたい。
下から二番目のベンチで一息ついていると、上からおじさんが降りてきた。挨拶を交わして、ぼくもすぐ歩き出す。ここまで30分。ここから一汗かくと、大舟寺への分岐点にベンチ。ここには蓋付きの「記帳ボックス」なるものが新設されていました。
所々に残る雪や霜柱をを踏みしめ、最後の急坂を頑張るとぽっかりと見覚えのある山頂に到着。到着したのは12時少し前。先に到着してお弁当を広げている中年のご夫婦と挨拶を交わして、空いているベンチにどっかりと腰を下ろす。「あ〜しんど」。
タバコに火を付けると、後ろからぼくより若そうな夫婦が登ってきました。朝早い六甲より人気があるなぁ、大舟山は。ペットボトルの水を一口飲んで、早々に山頂を後にしました。

帰りは記帳ボックスまでは急な下りで少し怖いくらい。途中、斜面に石でも蹴って落としたのかと思うと、ガサガサと落とした石が木に登っていく! 目を凝らしてみるとリス。彼もこっちを見てる。手を振ったらびっくりしたのか幹の裏側へ隠れてしまいました。
三つ目の池までは30分。ここで、一息ついてストーブに火を入れ、コーヒーを沸かして飲みました。調度お昼休みだったのか、重機の音もせず、静かにのんびり時間が流れていきました。雪が残っていたものの、時折覗く陽射しは柔らかくて、風もない。寒かった冬ももうすぐ終わりなのかな。

静かな三つ目の池

クルマまで戻るとちょうど1時。2時間のやま歩きでした。初めて歩いた大舟山に較べると、少しは体力付いたかなぁって感じやね。
この山「大船山」なのか「大舟山」なのかどっちやろと思って、今日は注意深く観察してみると、「大舟山」が正解のようです。印刷物には「大船山」と書かれてることが多いけどね。
お疲れさま。

 

十倉集会所(11:00)〜二つ目のベンチ(11:30)〜山頂(11:50)
〜(12:30)下から三つ目の池(12:50)〜十倉集会所(13:00)

 

「弥十郎」のつぼみ、来週は咲いているかな