「風林高」

13/Jan./2004

  

2003年最後に観た映画。「風林高」2001年の韓国映画。場所は毎度毎度の動物園前シネフェスタ。
今年は特にシネフェスタに足を運んだ気がする。ここは他では上映していない作品がよく上映されるし、なによりいつもお客さんが少ないので助かります。
勝手ながら個人的に「2003年度映画館大賞」を進呈したいくらいです。いつまでもあることを願いつつ...。

さて、今回の映画「風林高」。
すでにビデオ発売されているこの作品。劇場で観るポスターやタイトルからして、以前観た「火山高」みたいな作品かと思っていた。ところが、元々は「新羅の月夜」というタイトルで映画祭で上映されたらしい。タイトルが変わったのは「火山高」のヒットを受けて、それらしいタイトルにしたのでしょうか? ところが実際は全然は「火山高」とは全然違映画。むしろ、僕には「火山高」よりこちらの方が面白かった。中々好感触の映画だったのだ。

韓国の古都、慶州(キョンジュ)が舞台。
10年前、修学旅行で慶州に来ていて、地元学生と大乱闘の暴力事件を起こした番長のギドン(チャ・スンウォン)。彼は今、この街慶州で体育教師になっている。
その乱闘の際、怖くて一人隠れていた優等生のヨンジュン(イ・ソンジェ)。なんと、彼は今やヤクザの幹部になっている。
そして現代、ヨンジュンが組織の縄張り拡大のため慶州にやって来た時、偶然にしてギドンと再会する。

この10年ぶりに再会した二人の男の友情と、そしてお互い一人の女性を巡って火花を散らす恋愛話がコミカルに描かれる。場内にもイ・ソンジェかチャ・スンウォンの熱狂的なファンなのでしょうか、やたらと笑う人がいて、僕もつられて声を出してしまいました。

2003年もまたたくさんの映画を観させていただきました(報告は全然遅かったけどね)。また2004年もバンバン観続けていきたいと思います。

では、またサイナラ。