「キル・ビルvol.1」

08/Jan./2004

  

今回は梅田ブルク7で観ました話題の映画「キル・ビルvol.1」(2003年アメリカ)。僕は観た事ないのでよく知りませんが、クエンティン・タランティーノ監督の最新作だそうです。
日本人俳優の出演、ルーシー・リューのあの日本語が話題になっていましたね。そして何よりその内容で巷ではかなり話題になっていたと思う。公開から何週間もたっていたけど、ブルク7はまだまだ人が一杯でした!

オープニング。始まりからしてアメリカ映画なのか、中国映画なのかよくわかない。ストーリは一応あるにはあるけど、大半が戦闘シーンだったような気がします。
主人公の女性(ユマ・サマーン)が、リンチにあった組織への復讐を果たすために、沖縄でソニー千葉扮する服部半蔵から日本刀を譲り受けるや、堂々と刀を持ち歩いてはるばる東京へ仇を追ってやってくる。
その復讐相手がルーシー・リュー。彼女は手下を一杯抱えた東京のヤクザなのだ。彼女の生い立ちをアニメで描写するなど、かなり日本を意識したと言うか、ムチャクチャだなぁもう。

そして敵地に乗り込んでそこからもう斬るわ斬るわのメッタ斬り。次々と襲いかかる手下のヤクザを斬り倒す。あれだけ人を斬って、その血と油で刀の切れ味が悪くなり使い物にならないんじゃかというボクの心配を他に、とにかく斬りまくる。手下のヤクザ者もこれまた一人ずつかかっていくもんだからあっさりやられてしまう。みんなで息を合わして同じタイミングで斬り掛かっていけばいいのに!

ひたすら続く戦闘シーン。
しかしこれだけ長い戦闘をこなしておきながら、いよいよ最後というルーシー・リューとの対決はやけにアッサリと終わってしまったよね。残念。おまけにルーシーは全然腰が引けてて「なんじゃそりゃ!」だったカナ。

溢れる血潮と殺戮に、作品の賛否が問われていたりするけど、この映画は宣伝でもうたっていたように監督の趣味の世界だな。それを興行的にも成功する形で表現して、大ヒットした作品。
興味があるなら観てもいいでしょうが、この映画に考えることや、意見する必要は無い。ただ観て楽しめればそれでいいのだ。

日本チックに演出されていた今作に続いて、続編はウエスタン調と中国風な展開らしい。日本でも浸透しているルーシー・リューがいなくなったこと、舞台が変わる事で、続編は今作を越える話題を生めるのだろうか? それともまた新たな人物が登場するのかな? また楽しみです。

次回は「フレディVSジェイソン」をご報告します。