「月のひつじ」

21/Aug./2002

  

さて続けて観ましたのは「月のひつじ」、原題は「THE DISH」2000年オーストラリア。大阪で何回か予告編を見せられていたのですが、その時はさして観たいとは思っていなかったのです。しかしかなりの感動作品との噂を聞き、この日は朝日シネマで続けてロードショーをしているので鑑賞して参りました。

1969年7月、3人の宇宙飛行士が乗り込んだあのアポロ11号は月面に着陸した。人類初の月面歩行の映像が、世界中の6億人の人々に衛星中継によって生放送されたのだ。この歴史的瞬間のライブ映像を月から受信していたのは、なんとオーストラリアの片田舎のアンテナだった。

オーストラリアのパークスにあるこのパラボラアンテナ、“THE DISH”。この羊しかいない牧草地に、ポツンと立つ巨大なアンテナだ。何故このアンテナがNASAのアポロ計画の一環に選ばれたのか、それはこの“THE DISH”が南半球最大のアンテナだったからだ。
映画はこの巨大な歴史的偉業を陰で支える、無名な田舎の人々を描き出す感動のお話。実話をベースにしたお話で、今現在尚も“THE DISH”はNASAの宇宙開発事業に協力し続けています。

素直に観れて、目頭熱くなるいい作品。この前に観た「軍隊をすてた国」ですっかり眠ってしまいましたが、この映画の時はパッちり眼が覚めて観れました。

8月ももう終わり、月末もまたいい映画が始まります。またいい映画観に行きたいと思います。
それではサイナラ