「食神」

04/Jul./2002

  

少林サッカー以上に笑いころげてしまった「食神」。

この日は仕事も終わって向った先は千里中央、再び千里セルシーシアターにやって参りました。
ここで今、上映されているのは中国映画特集。「少林サッカー」で一躍有名となったチャウ・シンチーの作品「食神」が上映されております。
96年と古い映画にもかかわらず、改めて上映されるのもやはり「少林サッカー」の大ヒットの成せる技ですね。実際、現在は「スパイダーマン」を抜いて興業成績トップに立っています(来週には「スターウォーズ」も始まるのでまた塗りかえられますが)。この映画も面白いので、まだ観てない人は、是非観てください。

さてこの日の上映は19:20の回より。劇場へは19:00についたのですが、この時すでに人が並んでいたのにはびっくり! と思ったら劇場は完全入替制なので、入り口扉もしまっていますし、並んでるのは当然といえば当然か...。実際並んでたのも10人くらいでした。でもその後もどんどん人が来たので、最終的には観客は30人近くはいたと思います。
この日はなんと900円で入場できました。毎月第1水曜日は映画の日という事です、全然気付いてませんでした。でも梅田から地下鉄に乗って往復で700円かかるので一緒ですけどね。

しかしこの映画、面白い。
だが人に薦められるかというと、どうしたものか。というのも、少林サッカーよりも度が過ぎたバカげた笑いだからだ。
この際、映画のストーリーの説明はどうでもいい。「食神」という題名のとおり、題材になっているのは料理ですがノリとしては少林サッカーと同じような感じです。別名のタイトルを付けるなら、そのまんま「少林料理」です。
いろんな食材を一斉に空中にほうり投げ、それらが落ちてくる間に目にもとまらぬ包丁さばきで次々と切り刻んでいく。そして食材がお皿の上に落ちてきた頃には、料理はもう見事な盛り付けで出来あがっている。映画を観る前に想像していたノリと同じでした。ただこの映画はそれ以上にもう料理そっちのけのバカ騒ぎを繰り広げます。
はまる人にははまりますね、僕はもう笑いころげました。でもそうでない人にはシラけてしまうかもしれません。それだけにこの映画は集中して観てもらいですね。また一人じゃなく皆で一緒に観るとなお面白いと思います。この日は大爆笑して楽しめた1日でした。

京都の「みなみ会館」でも同じく「食神」がレイトショーで上映されるようです。さらに1日だけオールナイトで「チャウ・シンチー&香港Night特集」と称して、ニコラス・ツィー主演の「ジュネックス・コップ」と、チャウ・シンチー主演の「チャイニーズ・オデッセイ」前後編2部作、「喜劇王」と4 本立ての上映があるようです。でもさすがに夜中はなあ...。

ではまた何かの映画を観に行きたいと思います。
サイナラ