「トンネル」

05/Jul./2002

  

感動した!号泣した!最も感動した作品「トンネル」

1年も半分が過ぎたところ。めっきり暑くなってきて、もう”夏”ですね。
ふと振り返ると、僕も今年はいろんな映画を観てきました。本数にすると、この映画で43本目になります。こんなに映画を観た年は、当然ながら初めてです。
何故こんなにも映画を観るようになってしまったのでしょう。もともと映画は好きでしたが、劇場に足を運んで観るというのは、学生の頃で二月に1度くらい。それもメジャーな拡大系の映画ばかりでした。
今年に入ってやたらと映画を観るようになったのも、きっかけは昨年。テアトル梅田にて「不思議惑星キン・ザ・ザ」を観てからでしょう。
ミニシアターで映画を観たというのも初めてながら、改めて映画の楽しさを思い返しました。
今年はいろんな映画を観てきましたね。笑いあり、涙あり、怒り?あり。その中で今日この日観た「トンネル」という映画は、僕が最も感動した映画となりました。

さて、話の舞台になっているのは1961年、ベルリン。一夜にして築かれた「壁」によって、東西に分断されたドイツ。そしてその壁によって、引き裂かれた家族や恋人たち。人々は何とかして、東側から壁を越え西側へと渡ろうとしていた。
もう、この設定を聞いただけで映画の内容がどういったものか、だいたいおわかりになるかと思います。愛する人々を東側に残してきた者達が、西側へと導き助け出す為にとった手段。そう、それがこの映画のタイトルとなっている「トンネル」なのです。西側より地下から壁を超えてトンネルを掘り、東側へ。自由を手に入れる為に。何より、もう一度愛する人と再会するために...。

素直に感動できる、いい映画です。
シンプルなお話だけに、感動もたしかにシンプル。しかし、映画として非常によく出来ていたと感心しました。そして何より感動しました。目からあふれ出た涙は、頬を伝わり首筋辺りまで流れてきたのを憶えております。

僕も話題になったすべての感動作品を観て来た訳では無いのでえらそうな事は言えませんが、少なくとも僕は今までに観た映画の中で一番感動した作品でした。
一作日は「食神」で大笑いし、この日は感動で大泣きした喜怒哀楽の激しい近頃です。
次なる映画は何を観ようかと、まだまだこれからも観るぞー!
ではサイナラ