#005・覆輪侘介・ふくりんわびすけ

澄んだ空気に、控えめの淡い色

ワビスケの特徴を良く顕わす
(2003/Nov./13撮影)

立冬を迎え、空気が変わってきた。
秋が終わり、いよいよ冬の気配が漂ってきた。サクラが葉を落とし、コブシの大きな葉が庭に落ちている。先日まで盛夏仕様の上着を羽織っていたが、こないだから合い物のスーツを取り出した。コートに袖を通すのもそう遠くないようだ。

ツバキの方もぼちぼちとツボミが大きくなり始めている。
考えてみたら、陽は短く弱くなり、北風は強くなっているのに、次々と花を開かせるこの木の持つエネルギーは「凄い」。

今回ご紹介するのは「覆輪侘介・ふくりんわびすけ」。
拙宅では地植えされています。淡い桃地の花弁の先端に縁取ったように白い斑が入る清楚な小降りの花。季節が早いと桃色が濃く、季節が進むとより淡くなるようです。早くから咲き始め、早春まで次々と花を開くありがたい一輪。
ワビスケの特徴をよく顕わしていて、雄しべの先にある杓には花粉はありません。

前日に開花したのを確認し、撮影しました。開花二日目の姿です。
例に漏れず、夏にチャドクガに葉をすっかり喰われてしまいましたが、花を付けてくれました。(文:03/11/15、写真:03/11/13)

 

淡桃白覆輪 猪口咲 極小輪  早咲き