コーヒー&シガレッツ

ランチがコーヒーと煙草だけ?



  

正直に言います。「気を失いました」

折りしも春休み(ゴールデンウィーク)の真っ只中。睡眠は足りていた。モーニングショウで一本観た後の二本目だったけれど、まだまだ元気だった。にもかかわらず、三話目で力尽きてしまい覚えていない。

コンセプトは悪くない。コーヒーと煙草とは絶妙な組合せだし、この組合せから紡ぎだされるストーリーは数限りなくありそうだ。それに、ボクが知っている人、知らない人、それぞれそうそうたるキャスト。
それで、これか。

果てしなく眠い。カメラはほぼ固定されていて、まるでコーヒーテーブルが主人公のようだ。 別にやっつけ仕事だったとは思わない。でも、少なくともボクの心には何も響いて来なかった。
正直云って、一話目のせわしないおっさんがベニーニであることすら気が付かなかった。

よくよくリサーチしてみると、最初から連作を意図して撮られたのではなく、コーヒーとタバコを主題にして撮り集めた短編を一本の作品として集めたようですね。もし、何か他の作品の合間にこれらのうちの一本を拝見していたら、ウィットに富んだ作品として余韻を持っていたかもしれないけれど、こうも連続すると、もうお腹が一杯です。
もし、出演者の中にお気に入りの俳優さんやアーチストがいらっしゃる方なら、ひょっとしたら楽しいかも...。
観ても観なくてもいいけれど、ボクはもう観ない。
そんな作品だと思います。

それでも、お客さんはそこそこ入っていました。しかも、日ごろテアトルではあまり見かけないような感じの方が多かったですね。

おしまい。