五線譜のラブレター/DE-LOVERY |
ジョニ黒を飲みながらカルチェのシガレットケースを... |
何を期待していたわけでもなかった。それでも、この映画は力強くボクの心をつかみ、そして酔わしてくれた。
かつてブロードウェイやハリウッドの売れっ子作曲家として名を売った男・コール・ポーター(ケビン・クライン)の元に古い友人が訪ねてくる「今から貴方の人生を振り返ってみよう」と。
この映画の凄いところは、観ているボクをある意味夢の世界へ連れて行ってくれるところだろう。花形の社交界に、よき妻、いい友人に囲まれ、紆余曲折しながらも成功への階段を上っていく。 アシュレイ・ジャッドがいい。 今まで気が付かなかったけど、ボクが観ただけでも「恋する遺伝子」「フリーダ」「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」に出演していたらしい。芝居が上手いのか今回の役柄がいいのかはわからないけれど、今後も注目していきたいですね。 この日は開幕週の日曜日(すなわち2日目)の夕方の回、ボクは時間の巡りあわせで30分以上前にロビーにいたんだけど、そのときはそんなに混んでいる印象を持っていなかった。シャンテシネの上の階にある大きなスクリーン。どんどん人が入ってきて、上映前には全ての席が埋まってしまいました。恐らく立ち見の方もいらっしゃったのではないでしょうか。 大阪では梅田のOS劇場C・A・Pで上映中ですね(京都では新館の京都シネマです)。きっとお正月も上映していると思います。まずまずのオススメ。夢の世界に浸りたい方はどうぞ! おしまい。 |