「ガン&トークス」

ウォンビン恐るべし!


  

怒涛の勢いで公開される韓国映画。その勢いの渦中にあって大阪でも上映が始まったのが「ガン&トークス」。梅田ガーデンシネマでモーニングとレイトショーでの上映(4/18までは夕方18:25からの上映もあり)。
初日の朝に行ってきました。ガーデンシネマで立見が出るほどの大盛況なのは久しぶり。上映20分前に劇場に着いたときにはすでに「立見」の掲示が出ていました。この回を見送ると夕方まで上映はないので「立見でもしゃぁないか」とチケットを買いましたが、劇場の方が席を探してくれ、最後の一席に滑り込むことができました(良かった!)。その後もゾクゾクとお客さんがやってきて、結局30名ほど立見でご覧になったのでしょうか。凄いね。
この動員は韓国映画人気だけではなく「ウォンビン人気」なんでしょうね。お客さんのほとんどは若い女性で、ボクのようなおっちゃんは数えるほどしかいませんでした。まさに「ウォンビン恐るべし!」

気楽に楽しめるコメディタッチの作品で、難しい部分は全くありません。その代わり「感動」とか「涙」も当然ありませんけどね。
ソウルにある一軒家に4人の男が住んでいる。彼らは他人から依頼を受けた殺人をこなす暗殺者軍団。
一番年上のサンヨン(ボクご贔屓のシンヒョンジョン)はチームのまとめ役で主に渉外と段取りを担当。天才的狙撃手のジェヨン(チョンジェヨン・ちょっと豊川悦司に似てます)。そして三枚目役が二人、ジョンウ(シンハギュン・JSAでソンガンホの部下役でしたね)は情にもろい爆破担当、ハヨン(ウォンビン)はコンピュータと雑用担当。
この4人が、様々な依頼を受けそれをこなしていく。しかし、そこはコメディ映画、暗い部分は微塵もなく、明るく爽やかに、漫才の掛け合いを楽しむがごとく殺人を実行していくのだから、殺される方はたまらない。
ところが、ある事件をきっかけにソウル警察の特捜部隊に目を付けられてしまう。この特捜部隊のリーダー・チョ(チョンジニョン・アウトライブに出ていた地井武男似のおっさん)がマムシのようにしぶといから困った。
追われる身になった上に、ジョンウはターゲットの女性に惚れてしまうし、家には不倫に疲れた(?)謎の女子高生(コンヒョジン)が殺しの依頼に押しかけて来るし...。その上、難易度が高い依頼をサンヨンが受け入れてしまう。

果たして、この4人の行く末は?

シンヒョンジョンって、日本で公開される順番もあるんでしょうが、今までのようなストイックで凄みのある「耐える将軍」が多かったけど、このサンヨンのようなちょっととぼけた人間味のある役柄の方が合っているような気がします(「Blue」が韓国でヒットしなかったのはほんまに残念)。
謎の女子高生を演じるコンヒョジン、決してべっぴんさんではないのですが、どこか憎めない不思議な魅力を持った女の子で、しかも芸達者。最近放送されたTVドラマでも「But Guy」のチョジェヒョンと渡り合う主演クラスの役柄で好演してました(しかし、いつまでも高校生役だね)今後が楽しみです。
しかし、4人が揃いも揃って「I never miss you!」を訳せないのには、びっくりしたなぁもぅ!

まずまずのオススメ。
新梅田シティの梅田ガーデンシネマで公開中。上映時間をご確認してからお出かけください。

おしまい。