09/29・千ケ峰

初秋の千ケ峰・市原コース


ほんとは山南町の篠ケ峰の予定でしたが、森の世捨て人さんから山行のお誘いがあり、なっちゃんと345さんも参加されることになったので、もう少し西にある千ケ峰(1,005m)の市原コースに変更。
ボクはこの千ケ峰を今年の1月に歩いています。そのときは路面状態が悪く、市原コースを途中で断念して、三谷コースを歩きました(結構、きつかった)。その際に、是非秋には市原コースにチャレンジしたいと思っていたので、今回がいい機会になりました。それにこの市原コースは7合目までクルマで乗り付けられるので体力に不安があるなっちゃん・345さんコンビにももってこいだと思ったのですが...。

しかし、9/28(土)は前日から雨模様。金曜の夜には早々と中止を決定。

でも、あきらめきれなくて、森の世捨て人さんには「順延」をお願いして、翌29日(日)に決行。パーティは森の世捨て人さんとボクの二人。朝の6時に森の世捨て人さん家に集合です。
心配していた天気は予報が良い方にハズレて、すっきりとは晴れ上がってはいないものの朝日がなかなかきれい。
中国道を経由して西脇から加美町へ。1月にはアイスバーンになっていた林道を経て登山口の表示がある広場(?)に着いたのが7:00ちょっとすぎ、広場には何故かナンバープレートが外されたダンプが3台停めてある。
暑くもなく寒くもない。気温は20度ほど。手早く、装備を整えて軽く準備体操。スタートは7:15。
薄暗い杉の植生林から始まる登山道でいきなり高度を稼ぐ。つづら折の道に早くも汗がにじみ出て、息も荒くなる。
やがて、頭上が明るくなってくるとどうやら鞍部にたどり着いたよう。
「あれ」。今クルマで上ってきた林道を詰めればここまで上がってこれたみたい。ここは造成中の林道の終点でした。
仕方ない。この15分はいい準備運動になったと思いましょう。

ここからは気持ちのいい尾根筋歩き。左右は背の低い雑木林。時折仰ぎ見える山頂付近はガスをかぶっていて顔を出してくれません。いつしか、眼下の風景もガスに隠れてしまい視界は効かない。
細かいアップダウンを繰り返すものの、全体には上り基調。想像以上によく整備されたコースで、道幅も広く、下草もきれいに刈ってあります(ご苦労様です、ありがとうございます)。
でも、心のどこかに「高度差がさほどない、市原コースは楽勝や」って慢心が巣食っていたんでしょうね。だんだんと足の運びが遅くなり、心なしかスピードもダウン気味。
何回か一息入れてもらい、しまいには先頭を森の世捨て人さんに代わってもらう。
コースの途中にはだいたい5分刻みで「山頂まであと○○分」とかわいい標識が設置されている。地元の小学生が登山をした折に設置してくれたようです。そのかわいい文字に心が和みますね。
それでも、足は重くなるばかり。どんどん体力落ちてるなぁ!

何度目かのピークを過ぎ、一段と角度が急になるとようやくピークに到着です。
今日は達成感と言うよりも開放感で一杯! 表示板で記念撮影。1月には一面の雪景色だったのが今は芝生が広がり、秋の装いですね。

ストーブに火を入れ、コンビニで調達したおにぎりをほおばります。シャツは汗でぐっしょりですが、この開放感がたまりません!。
時折、ガスが吹き払われ視界が広がります。ほんまに兵庫県は山ばっかり。まだまだ歩く山には事を欠くことはなさそうです。
次回は錦秋の六甲を散策することを約束して山頂を後にしました。

おつかれさま!

 

登山口7:35〜8:35山頂9:05〜10:00登山口

 

国道にある市原コース登山口の標識 ガスが切れると下界が望めます
森の世捨て人さんもお疲れ気味 下山途中で