「マッハ!」

03/Aug./2004

  

またしてもシネフェスタ。今度は2003年タイの映画「マッハ!」。

予告編が結構流れていたのでご存知の方も多いこでしょう。「CG、ワイヤー、スタントマン、早回しを一切使わない、純正アクション映画」と予告されてましたね。TVCMも流れていたし、何と梅田ブルクでも上映。まさかタイの映画がここまでやるとは思わなかった!
でも、話題のアクション・シーンを除けば、その他は何のことはない、思った通りの映画だった(?)。

しかし、馬鹿にすることなかれ。主演、トニー・ジャーのアクションはホントに凄い!
スタントマン出身という彼は、京劇出身のジャッキー・チェンと違って地がムエタイ、格闘技だけあってスピードも速い。機械体操の訓練もしたそうで、身のこなしは素軽く、次々と華麗なアクションを披露してくれる!
これまでタイでは、アクション映画といえば香港映画が主流だったそうで、国産のアクション映画は今ひとつだったらしい。たしかにこの「マッハ!」もタイ産とはいえ、あきらかに香港映画、それも昔よく観たジャッキー・チェン映画に似ているなぁ...。

街中を追いかけまわる逃走劇あり。タイならではの三輪タクシーでのカーチェイスあり。多数を数人を相手に器を手にしての激しいバトル。やや過激で痛いシーンが多いけど、それが気にならなければ充分楽しめるはず。

さて、今後トニー・ジャーが大成するかな?
確かにアクションは申し分ない。でも、やけに声が甲高いのが気になるし、言葉の壁もあるだろう。
それなら、香港映画かなんかで敵役かゲストでなら出演することなら可能性も低くない。
しかし、それならもう少しはムエタイから離れないとね。

次回は「キング・アーサー」をご報告します。