いつ咲くかと心待ちにしていた。
3年前に滋賀県の比良連峰の北の端っこにある蛇谷ヶ峰(じゃたにがみね)を歩きに行った。
その帰り路、近道をしようと谷に分け入りそのまま路に迷ってしまった。まぁ、結局は道無き道を藪を漕いで降り、なんとかなったんだけど、それを記念して(?)、ちゃんとしたコースと出会う手前で採集したのがこの花。
当然、その時はまだ花は咲いておらず、どんな花が咲くかはお楽しみ。
それどころか、採集してきた穂先が活着するかどうかさえ、定かではない。だけど、今回は奇跡的に接木が成功して、ようやく昨秋つぼみを付けてくれました。
お正月が終わったあたりから、徐々にツボミがやわらかくなり(もちろん触ってはいないけど)色付きはじめ、先週あたりからは「いつ開くのか?」と秒読み段階。そして、今朝開きました。
どんな花が咲くのかわからないだけに、楽しみで一杯。
色は? 一重か八重か? 大きさは? 斑は入るのかな?
結局、そんなに珍しい容姿ではなかったけれど、清楚で上品な花で良かった! これでもう少し杓が締まっていたらなぁ...。まぁ、そんな贅沢は申しません。
今まで室内に置いていたので、一月の末に咲きましたが、屋外では春咲きでしょうね。
蛇谷ヶ峰で採集したので、名前は「蛇谷・へびたに」とします。でも、あんまり綺麗な語感ではないね。ひょっとしたら変えるかもしれません。
(文:05/01/30、写真:05/01/30)
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